この度、幼子と暮らすこととなりました。 (ページ3)

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▼.幼子とショッピングモール。ページ3

「ごちそうさまでした！！」

そうやって元気に言う彼を眺めていたのはおよそ1時間前。今はチーノくんを車に乗せて少し遠いショッピングモールに向かっていた。初めは元気に外を眺めていたようだが、だんだん眠くなってしまい寝たようだった。

ショッピングモールに着いてもなかなか起きない彼を見るのは少し退屈になってきてしまったのでこのことを誰かに相談しようと思い立つ。だがしかし、誰にすれば良い？

面倒見のいいトントンさん、シャオさん、ロボロさん。仲のいいショッピくん。意外としっかりしてるコネシマさん。う～む。

…よし、決めた。ショッピくんにしよう。変に会話が途切れても困るし。
すぐに携帯を開きショッピくんに電話をかける。1コール、2コール…。3ゴール目でやっと彼は電話に出た。忙しかったのだろうか？いつもより電話に出るのが遅い。

「あ、ショッピくん？ちょっと今いい？」

「ええで。どうしたん？珍しいやん。」

たいしたことではないと思うんだけど、と前置きをして話し始める。話し始めた時にはほぉ、とか、へぇ、とか言ってたけど話が終わりに向かっていくにつれてえ、とか、ん？？とかに相槌の仕方も変わっていった。これだけでショッピくんが困惑しているのが分かる。最終的には俺も手伝うと言い出した彼。

まあ、流石に1人で子育ては無理である。そして、ましてや一人暮らしのOL。手伝ってくれる人はいたほうがいい。そう思い、お願いしますと言っておいた。

すると早速ショッピくんはこちらにバイクで向かうと言う。(荷物持ち欲しいし)OKした。
話によると偶然近くにいたらしく後2、30分で着くようなのでスマホをいじり、暇を潰した。
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「あ、ショッピくん。こっちやで」

ショッピくんがショッピングモールに着いたと言うので私はチーノくんを起こして待ち合わせ場所へと向かった。背が高かったのでとても見つけやすかった。会ったら会ったでそうそう、彼はホントだったんだなと目を見開く。

「チーノくん、この人はお姉さんのお友達だから仲良くしてやってな。」

「うん！わかったで！」

うむ、完璧である。チーノくんがショッピくんを受け入れなかったらどうしようかと思ったよ…。ここのショッピングモールそこそこ私たちの住んでるところから遠いし。

「で、何すればええ？」

「せやな…荷物持ちでええか？」

「えっ、」

驚く顔をするショッピくんにそれに爆笑するチーノくん。まさにカオスな状態だった。