四角い箱に閉じ込められた時の対処方法【鬼滅の刃】

対処法（１３）魘夢 ページ26

『エッ誰？？？？』


「君こそ誰？」


突然後頭部あたりに衝撃を感じ、気絶してしまったかと思えばコレだ。


目覚めたらなんか知らない人居るんですけど…？？？ええ、何これ………(困惑)


しかも私とこのよくわかんない人がいるこの空間はかなり密閉されて、オマケに狭い。お互いの吐息がかかってしまうくらい狭い。こんな所に知らない人と二人きりってなにこれ拷問？？？泣くよ？？？


『あっ待って貴方もしかして鬼？？十二鬼月？？』


「ん〜？あ、君は鬼殺隊なんだぁ」


暗い中でよく相手を観察してみれば、片目の瞳に十二鬼月の証拠である番号が刻まれていた。


しかも下弦の壱……え？


(オワタ)


平隊員である私は十二鬼月に遭遇した事すらない。
というより遭遇したくない死にたくない。

なのに初めて対面した十二鬼月が下弦の壱で？？オマケにこんな勝つこと不可能な密閉した空間？？ふざけてんの？？？


てか、もしかしてこれはこの鬼の罠なのでは…
あっじゃあもう私死にました。
今までありがとうございました！お父さんお母さん、親孝行出来なくてごめんよ…！！！


「ねぇ鬼殺隊、何を妄想して泣いてるのか知らないけど………ここって何処なの？」


『え、…知りませんけど』


「……え？」


『え？？』


え、この鬼もここ何処か分かんないの？？


呆気に取られてしばらく硬直する私と下弦の壱。


『ていうかこれ、貴方の血鬼術じゃあ…？？？』


「俺はこんなつまんない夢見せないよ〜、
それに…俺自身が夢に干渉とかしないからね」


『あっ手の内バラしてくれるんだ…
十二鬼月って意外とチョロ……』


「君一人くらいなら何時でも殺せるからね？」


軽く脅されて流石の私も顔面蒼白になりました。


確かに、今この鬼なら刀も持たずに丸腰な私如き秒で殺せるけど、流石に死体と二人きりは嫌だと思う。なので殺さないでくださいお願いします(嘆願)

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