【d!】兄貴なんか嫌いだ【tn】 (ページ48)

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番外編ーグルッぺンーページ48

これはグルッぺンと友達になり始めた頃のお話

tn『A〜、ちょっとええか？』
教室に兄貴が来た

途端にざわつき出すクラス内
うるせぇ

「どした？兄貴」
tn『グルさんが呼んで来いって』
「…授業あるんやけど？」

tn『…グルッぺンやぞ？』

「すぅ、、いかせていただきます｣
tn『おつかれ…がんば』

兄貴に見送られ授業が始まって静かな廊下を歩く
なんでグルッぺンが俺を？

なんかしたっけ

ｺﾝｺﾝ
「来たよ」

ｶﾞﾁｬ
gr『来たか…遅いんだぞ』
「いや、、、すんません」

gr『まぁいい、入れ』
「うす」

入って椅子に座る
ふかふかやわァ
「それで？なんかあった？」
偉そうけどグルッぺンが、そうしてくれって言ったんだ
俺悪くない
gr『お茶会をしようじゃないか！』
お茶会？

俺の知ってるお茶会は
貴族のお嬢様たちがムフフんしてるんだが？

何故極悪顔のグルッぺンからそんなことが…
「え、マジで言ってる？」

gr『まじだ！エーミール！！』

えーみーる？図書委員長の人？

隣から出てきた人はお盆にカップを三つ載せて出てきた
なにかいい匂いがすると思ったら
紅茶の匂いだったのか

em『初めまして。私エーミールと申します
以後お見知り置きを…』

お盆を置いて自己紹介してくれたエーミール
まさに英国紳士と言われる人やな
「初めまして。桃瀬Aです
よろしくお願いします」

em『はい。ところでAさん
紅茶は飲めますか？』

「うーん、飲んだことないので…分かりません」
em『そうですか、私のおすすめを入れてきて良かったですね』

どうぞ、と出されたカップ
いい匂い…
「いただきます」ｽｯ
…美味しい

「うま」
em『ﾌﾌ、良かったです気に入ったようですね』
「はい、、で、グルッぺンなんで俺をお茶会？に？」

gr『お前と一緒に話したかっただけだ
ダメだろうか』( ´･ω･`)

「ダメじゃないけど、、俺そんな話せることなんか…」
gr『トントンが言うには歴史が得意なようだな？』
「え、うんそれがどう」
gr『戦争の話をしようじゃないか！！』

「？？？」
em『グルッぺンさん、、落ち着いて』

エーミールさんが止めるもグルッぺンの、興奮？は収まらず呪文のように喋り始めた

…何故かエーミールさんもいつも間にかキラキラとした顔でグルッぺンと語り合ってる…てか口論してるわ

gr『A！お前もそう思うだろ！？』

「俺？俺はなぁ」
つい俺もそれに乗ってしまった

気づけば昼休みになってた
お茶会…案外いいかもしれない