【d!】兄貴なんか嫌いだ【tn】 (ページ21)

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翔『親は俺の事をよく思ってなくて、兄の様になれなくて。もう嫌で死のうとしてた時にさ、鬱にぃは俺を助けてくれた』

『くだらないって、アホやろって言ってくれた
それだけで俺の心は晴れたんだ』

ーーー回想

ut『俺と比べられてるからなんや。俺になれないって、知るか。そんなん当たり前やろ』

翔「え」
ut『俺は俺やし、翔は翔やんか。
なんで自分を消してまでも俺になろうとしてんの？
アホちゃう？結果なれんくて死のうとしてるし』

翔「兄ちゃん」

ut『…そう、俺はお前の兄ちゃんや。追いつけんくて正解。俺に追いつけると思ってんのなら諦める事やな、100万年早いわww』

翔「ﾋｯ、、ｸﾞ、、にぃ、ぢゃん」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ut『ようここまで頑張ってきたわ。凄いことやで』

翔「うわぁぁああ、、うう」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ut『よしよし』

ーーー回想終了

「そっか、、」
翔『今も俺は親とクラスのやつらに比べられてはいる。でも、そんなんはほっときゃいいんだよ』

『気にしとったら疲れるし、そんなん自分で自分の存在を否定しとることになるやろ？違う？』

『認めとることになる…俺は気にせず
ありのままの自分をさらけ出した』

『そしたらさ
気の許せる友達ができたんやよ』

友達…
翔『もちろんAもそうやし、アイツらも俺の大事な友達だ｣

なぁ、A
もう周りを気にせず生きてみな

そしたら今が楽しくなるから

…俺だってそうしてみたいさ

「もう、無理なんだよ
遅いんだ。どこか心の底で自分なんかがって…ブレーキを掛けてしまうんだ。それに俺は兄貴に傷つけた。
酷いことを言ってしまった。翔、俺はお前のようには生きれないんだ、、｣

ut『そんなん分からんやろ』

「！？｣
翔『鬱にぃ！？聞いてたんか！』
ut『気になってな。君とんちの弟やろ』

「…はい」

ut『一体何に、怯えてるん？』
「怯えている？…」
ut『家族か？同級生か？それともとんちからの失望か、または見捨てられることか』

「っっ！！｣

ut『当たり？…トントンもこんな弟おって可哀想やな

_あんたの弟なんかに生まれたくなかった__

だっけ？』

そ、、の言葉は…