分析会�� ページ11
「『此の度は誠に申し訳ありませんでした』」
対戦終了後、少し時間が空いて澤隊の隊室に呼ばれた玉狛第二を待ち受けていたのは土下座をして謝る朝香と澤だった。驚く玉狛第二に澤と朝香は顔を上げ、説明を始める。
「記録の件な、日向子さんが弄って遮断してくれたんだよ、間違いなくな」
澤の話によると、遮断には成功したのだが運悪くその日鬼怒田が開発室におり遮断エラーを対戦が始まって１分で直してしまったらしい。恐るべき技術である。その為あの戦いは記録に残ってしまう事になった故、情報を与えないように瞬殺をさせてもらったという事だった。
そして先程、鬼怒田が澤隊に何があったのかと乗り込んできてそれを納得させていた為に少し時間が空いてしまったらしい。
「鬼怒田さんには何て...？」
『“ちょっと玉狛第二と戦いたくて...カメラ遮断エラーは分からないです”と』
「それで大丈夫なんですか...？」
「大丈夫よ、証拠は抹消したから」
え、と驚く玉狛第二を他所に澤隊三人は「悪事は働くもんじゃないな〜」「日向子さんハッキングのやり方教えて下さいよ」などと、呑気に話をしていた。
表面は優秀なエリート部隊と言われていた澤隊だが一枚皮を剥がせばとんだ不真面目集団。イメージが崩壊した瞬間だった。
『まあ、それはいいとして』
先程の様子とは一変し真面目な表情をして立ち上がった朝香は、玉狛第二を椅子に座るように促した。そして給湯室に消えていったと思えば、ティーカップを四つお盆に乗せて持ってきた。
「朝香〜お茶菓子これでいいか？」
いつの間にか給湯室に入っていた澤がか顔をのぞかせ片手にお菓子の袋を持って朝香に話しかける。「それ美味しいのでそれにしましょう」と言うと朝香は再び給湯室入っていった。
どうしたら良いのか分からない様子の玉狛第二を見て、名塚が口を開く。
「ウチの仕来りなの。気にしないで」
そう言うとテーブルの横の壁に設置されているモニターの電源を入れた。その後直ぐにお菓子の乗ったお皿を持った澤が給湯室から現れ、机上にそれを置いた。
「良かったら食べな」
「す、すみません...」
澤が席に着くと次は再び朝香が三つティーカップをお盆に乗せ給湯室から出てくると名塚、澤、自分の順に目の前に置いていく。そして、置き終わると朝香も席に着いた。
「それじゃ、分析していきましょう」
名塚の言葉で玉狛第二はやっとここへ呼ばれた理由を理解するのだった。
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にこ(プロフ) - この度はこんなにも素晴らしい作品を作成してくださりありがとうございます（ ; ; ）出会えたことにとても感謝しております！他の作品も楽しみにしております！完結までお疲れ様でした＾＾ (2022年1月31日 0時) (
レス) @page32 id: 122cc99496 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 綺世さん» 楽しみにしてます！(*´꒳`*) (2021年11月2日 16時) (レス) id: 60475fc3e4 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - そるとさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！また作品を出した際にはよろしくお願いいたします。 (2021年11月2日 11時) (レス) id: d271d60620 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - ワールドトリガーで一番好きな作品だったので完結したのがとても嬉しい反面寂しい気がします、次作も楽しみにしてます！ (2021年11月2日 7時) (レス) @page32 id: 60475fc3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺世 | 作成日時：2021年8月11日 3時
