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中身は
お高めの スコッチウイスキーと
上品な黒い箱に入った
タオルとドライフラワーのセット
「相変わらずセンスあるなぁ、、」
『河井さん お洒落やから、プレゼント選ぶの大変なんですよ〜』
Aが選ぶプレゼントは、毎回
相手の生活とか性格とか
ちゃんと想像してくれてんのが よう伝わってくる
まぁ、そうして貰えるのが
俺だけやないって分かってるから
ちょっと悔しい気持ちも あんねんけど
今日はそんな気持ちは、一旦保留にしとく。
『ドライフラワーって、漢字でなんて書くか知ってます？』
「んー 、なんやろ…」
『 私も知らなかったんですけど
【永久】の【花】って書くらしくて 、』
終わりなく咲き続ける 唯一の花。
『ずっと美しい姿のままなんです。
それで 河井さんにピッタリかな、と思って 笑』
天然でやってんのか
計算してんのか
そんなの最早どっちでも良くて、
『 わ、』
さっき我慢した衝動が
ここへきて 抑えきれなくなった
「もしかして、40にもなる男のこと口説き落とそうとしてんの？」
『ええっ、そう聞こえました…？ 笑』
「質問に質問で返すんは ズルいやろ。」
ちゃんと否定せずに
笑って誤魔化すあたりが あざとい
ハッキリ 違うって言わんと、
男なんて都合よく勘違いしてまうんやから。
『 あ、そういえば。』
そんな俺の 心中の忠告を他所に
何ともない様子で
腕の中に収まってるAは
無防備に顔を上げる
『お誕生日おめでとうございます、ゆずるさん』
「！ … ありがとうな、A」
月の灯りに照らされた
まっすぐな瞳に捕まった俺
年下の女の子にやられっぱなしなんて
男として情けないから、
対抗策なんて言い訳と
もう一つ プレゼントを貰うつもりで
彼女に 唇を落とした 。
＿＿＿＿＿＿＿＿
めちゃめちゃ遅刻しましたが、
河井さんお誕生日おめでとうございました…！
忘却癖（shohei.n）→←プレゼント（yuzuru.k）
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なちゅ - はじめまして、楽しく読ませていただいております！リクエストさせていただきたいです、！前回の友保さんのお話が凄く好きだったのでまた書いて頂きたいです！ (8月6日 9時) (
レス) @page27 id: 81dd9b80cd (このIDを非表示/違反報告)
ななし - ゆるちゃん？かわいい名前 (2022年6月12日 15時) (レス) @page2 id: 2a6ffaf908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃけ宮 | 作成日時：2020年11月2日 23時
