9人でシェアハウス。2＿HSJ＿

52話 山田side ページ5

裕「お帰り、遅かったね…！

……あれ、薮ちゃん…は？」





家に帰ると真っ先に玄関まで迎えに来てくれた裕翔が不思議そうな顔をしながらそう聞いた。






八「…ちょっと訳あって、ね。


後でまた話すからまずはご飯にするから皆呼んできてもらって良い？」






俺がずっと黙っていて自分から話さないな、と悟ったヒカが代弁してくれる。





正直、今何か話そうとすると喉が詰まって何も喋れないと思うから助かったなんて思う。








大「！ 山田、ヒカ！ お帰り！」






部屋にいる誰よりも早く出てきた大ちゃんが時間帯なんて気にせず大声で言う。






大「遅かったじゃん！ すげぇ心配したんだよ

って…一人足りなくない？ 薮ちゃんは…」





八「あとで話すよ、

山田、疲れたろ？ 今日はもう寝な？

学校には明日、休むって必要なら連絡入れるけど…」






どうする？と優しく聞かれる。







俺は黙ってかぶりを振る。







八『…ホントに？ 大丈夫？』







ヒカが俺の心に問いかける。







山「っ……大…丈夫」







ようやく出た言葉は自分でもわかるほど弱々しい。






それを聞いたヒカは ｢そっか｣ とこれ以上何も聞かずに了承する。







まだ何も知らない裕翔と大ちゃんが不思議そうに俺らのやり取りを静かに聞いていた。






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テストの為超低浮上(というか占ツク開いていなかった)だった真紅だよ←

生きてるし期末終わったから自分のペースで更新しまーす


文才がしばらく帰ってこないかもしれない

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