検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:316,062 hit

9話目 ページ9

にしても、気づけば
ここの部屋だけ綺麗だ
空気も、やはり、私の霊力だろうか?
みんなも気にしていないようだ
良かった、面倒ごとにならなくて


「じゃあ、妖精さん!手入れ部屋行こっか!」


乱ちゃんがこちらを振り向き言った
忘れててよかったのに……
取り敢えず私は頷いた
そうすると乱ちゃんは座り、
私を手に乗せ立つ


「じゃあ、行ってくるね、いち兄!」


乱ちゃんは一期さんの方を向き笑顔で言った
本当に女子力負けた……


「えぇ、行ってらっしゃい、気をつけて」

そう言い一期さんは手を振った
イケメンめ……!


薬研は五虎退の体調管理?的なものをしている
ニキ……

そうして、私達は部屋から出る


「うわぁ……、僕達の部屋とは全然違う……」


そう、部屋から出るということはあの、
空気は汚れ壁や床が血まみれの廊下に出たのだ、

だが、


ギシギシ


木のきしむ音と乱ちゃんと私の呼吸音以外
音がしなかった
それはとても不気味で、安心した
不気味なのは静かすぎること
安心したのは、誰も来ないから乱ちゃんが傷つかないこと
そんな感じ

そして、二回目の角を曲がって少ししたら
私が最初にいた手入れ部屋に着いた

乱ちゃんは手入れ部屋の中を見て絶句した


「こ……これ……」


私も見てられなかった、
自分の視点では妖精さんは倒れていて
刀の破片がたまにあるだけ
けど、ここから見れば、
誰かが暴れたあとのようだ
最初は分からなかったが、地味に壁に切り傷が付いている


「……大丈夫? 妖精さん、」


乱ちゃんは私に問いかける
私はそこから動けなかった
顔を伏せようとしても動かない
そして、私の周りはいつの間にか紫色のキリに囲まれていた


「___!!」


「うっさいわね!」


紫色のきりが晴れたと思ったら
目の前には
ひび割れた刀の前に講義している妖精さん
そして、その前に仁王立ちしている
私の親友……


「___!」


やめて! というように
妖精さんは頭を横に降る
だが親友は


「はぁ!? 妖精ごときが何いってんの!?」


は? ざけんな、
……あれ?奥に……私と同じ見た目の子が……
私はその子をじっと見る
ほかの妖精達に隠れてと言われてるようだった
そんな時、親友が同じ見た目の子を
ビシッと言いそうな勢いで指さす


「あんたもよ! 見た目が違うとか
治すのが早いとかで
優遇されてるみたいだけど
こっちから見たら目障りなのよ!」

と言った、同じ子は脅えてる
許せんな、たとえ親友でも

10話目→←8話目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (416 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
985人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

溜め息(´ ▽`).。(プロフ) - ああ!待ってました!これからも頑張ってください!なんでリア友なのに敬語なんですかね! (2018年8月19日 23時) (レス) id: 3ed5909315 (このIDを非表示/違反報告)
溜め息(´ ▽`).。(プロフ) - 新作など頑張ってください!(^q^) (2017年9月30日 19時) (レス) id: 3ed5909315 (このIDを非表示/違反報告)
溜め息(´ ▽`).。(プロフ) - お久しぶりですこれからも頑張ってくだせぇ(^q^) (2017年9月29日 17時) (レス) id: 3ed5909315 (このIDを非表示/違反報告)
溜め息(´ ▽`).。(プロフ) - ファイトー!ヾ(  ̄0)乂(0 ̄ )/イッパーツ! (2017年8月5日 1時) (レス) id: 3ed5909315 (このIDを非表示/違反報告)
月の宝石(プロフ) - 溜め息(´ ▽`).。さん» お久しぶりですねぇ!!頑張りますよ!!最新遅いけど!! (2017年8月5日 1時) (レス) id: 60630009e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月の宝石 | 作成日時:2017年6月2日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。