妖精さんって可愛いよね、【刀剣乱舞】【妖精成り代わり】 (ページ13)

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13話目ページ13

また私が倒れたことにより
みんなが心配して、布団に寝かせてくれたようだ
その証拠に
乱ちゃんの反対側には薬研がいる

「あ、起きましたか？」

若い男性の声がする
まぁ、推測ではここは粟田口の部屋
ということは一期さんだ！！
そう思い声がした方を向くと
そこには一期さん……ではなく

前田くんがいた

なぜ、折れたハズの前田くんがここにいる！？
しかも他には平野くんも厚くん、秋田くんもいる、
しかも地味に声真似上手いなおい、
頭の思考回路が停止する
目の前が真っ白になる

私はもう一度倒れた

次目を覚ましたら
乱ちゃんが私をのぞきこんでいた

「お！やっと起きた！！もう大丈夫？」

私は頭をコクコクとする
本当に紙とペンがあれば会話しやすいのだが
紙はホワイトボードでも構わない
取り敢えずジェスチャーもそろそろきつい

「大丈夫でしたか妖精様ぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

うるさいこの高温ボイスは……！
鳴狐のお供の狐！！
と思い振り返ったら

「助けに行けず申し訳ありませぇぇぇぇぇん！！」

や、こんのすけかい！！
助けに行けずって何！？
何があったの！？
私そんな大乱闘した覚えないよ！？

「こ、こんのすけ、落ちついて……」

まぁまぁ、と乱ちゃんが
こんのすけを落ち着かせる
こんのすけは徐々に落ち着いてくる
私はその光景を静かに眺めながら
うつらうつらとしていた

「おい、おい、まだ寝る気かい？」

その声で私の目が覚醒する
あ、あっちの意味ではない、

私は薬研の方を向くと人差し指でおでこを
ちょんっとされた
私は勢いに耐えれず後ろに倒れる
私は手足を上にジタバタさせ起き上がろうとする
だが手足が短いので起き上がれない

「ははっ、すまねぇな、」

そう言い薬研は起き上がらせてくれた
やだニキイケメン

「えぇ、さっきはお騒がせしてすみません妖精様」

いえいえ、と私は頭を横に振った
こんのすけはそれを見て
安心の表情を浮かべる

「実は、妖精様にやって欲しいことがあるのです」

やって欲しいこと……審神者を潰すとか？
なわけないか、そしたら、政府が直々を来るはず

「この本丸を救ってほしいのです」

それなら若榴に聞きました
他にないの！？

「で、主にやってほしいことはですね＿＿」

長ったらしいので簡潔にまとめると
①本丸の浄化
②審神者を追放
③刀剣を手入れする

そして、私が一番驚いたのは

④折れた刀剣を治す

このお願いだった