妖精さんって可愛いよね、【刀剣乱舞】【妖精成り代わり】 (ページ3)

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3話目ページ3

妖精さんと刀剣男士の刀の破片！？
妖精さんが倒れてるのは弱体化してるから！？
……血はなぜに？
妖精さんには悪いけど先に声がした方に行かなきゃ、
運良くさっきの刀剣がふすまを開けていたまんま出ていったので空いている
もう一度ふすまのところへ行き
廊下へ出る

「うわぁ……赤黒い」

普通の所はとても綺麗でいい自然の香りがするはず
なのにここは綺麗とはかけ離れ、壁は切り傷、血痕
床は埃まみれ、当然、木は古いし、血痕
空気は自然の匂いなんてせず血の臭い
明かりもなく薄暗い

そして、普通はするはずの刀剣の声が一つもしない

結構不気味に思いながら声がした方向に、重い足取りで歩く、
さっきの楽な空気の範囲が少し小さくなる、
これが無くなる前に行きたいところだ、

「＿＿＿！」

「＿＿＿！＿＿＿！？」

声がしてくる、刀剣男士の声だ、
さっきみたいにかん高い声でなく、
普通の声で、響かないように言い合いをしている
ふすまが少し開いているので、すき間からのぞいて中を見る
クリーム色の服に、襟と紐は紺色、そして、短パン
この服装から見るに、ここは粟田口の短刀がいる部屋らしい
肝心の会話は

「五虎退！？大丈夫！？」

「っ＿＿、」

「乱、今はやめとけ、五虎退もキツそうだ」

「けど、……っ、あの審神者！ほんっとにふざけてる！」

「乱……」

「薬研も悔しくないの！？僕たちと一緒にいた前田も、平野も、厚も、皆、あいつに折られたんだよ！？」

「……俺っちだって悔しいさ、」

「なら＿！」

「けど、俺っち達が折れてないのが奇跡だ、兄弟達が託した事忘れたか？」

「っ＿＿！」

非常に深刻
ちょっとウルッと来た
よく頑張ったね、皆、
感情的になっていた乱も薬研の冷静な言い返しに落ち着いてきたらしい
五虎退は傷だらけで布団の上に倒れている
よし、決めた、
倒れていたのは私の男板の妖精さん達
ということは私は女版の妖精さんだから手入れできるかもしれない！
という訳で、ふすまを少し押し自分が通れるぐらいに開ける

「！？ ……誰かいるの？」

私が見ていた乱とは違い、いたんだ髪をなびかせてこちらを振り向く
綺麗な青の目は黒ずんでいる、

「……誰もいねぇな、」

え！？まさか見えてない！？
私、敵の短刀の顔ぐらいのサイズなんだけどな！？
や、それより小さいか、
それより気づいてない、
けれど乱の近くに行かなきゃ、