19 ページ19
ジョングク「Aーっ。」
A「・・・バカ、アホ！」
結局あの後は怖すぎて見れなかった。
そんな私に謝りながらも
絶対反省していない、ジョングク。
ジョングク「ごめんって〜〜。」
A「…。」
めちゃくちゃ怖かったんだから…
睨みつけるようにジョングクを見つめる。
ジョングク「Aさん、機嫌直してくれますか？」
A「バカ。」
わざとらしく、敬語で話すジョングク。
本当はもう怒ってなんかないけど、
ここまで来ると引き下がれなくなるのも事実。
ジョングク「じゃあ、これでも・・・？」
A「え？」
隣にいたジョングクがソファーの横にある棚を開けた。
そして、小さな紙袋を取り出した。
A「・・・なに？」
私がそう言うと、ふふって笑って
私の前に紙袋を差し出した。
ジョングク「これで、機嫌直して？？A。」
ジョングクと目を合わせると
開けてよと、笑いながら言った。
意地悪好きなジョングクだから
きっとまたホラー系の何かで
びっくりさせて、私の反応を楽しむんだろうな・・・どうせ
そんなこと考えながら紙袋に手を伸ばした。
A「どうせ、変なおもちゃ…な…」
ジョングク「まぁ、おもちゃみたいなもんだけど。」
私の手に乗ったのは、ピンクゴールドのリング。
A「…これ、、」
ジョングク「…買った。」
そんな、ジョングクが私のために？
A「こんな綺麗な物、もらえないよ…！」
ジョングク「貰ってよ、せっかく買ったんだから…勿体ないじゃん。」
綺麗に輝くピンクゴールドのリングを握ったまま、何も言えない私。
照れ臭そうに唇を尖らしているジョングクが
ジョングク「貸して。」
そう言ってリングを取ると
私の右手の薬指にそっとはめた。
A「うわ、、」
ジョングク「良かった、ぴったりで。」
なんて、顔を真っ赤にして言う。
A「グク、これ…」
ジョングク「俺も付ける。」
そう言って見せてくれた右手には、シルバーのリングがはめられていた。
A「ありがとう、グク。」
ジョングクは、頷くと私の頭を撫でてくれた。
本当はこんな趣味無いんだけどね…って笑って
私だって、こんなの初めてだ。
こんなに、幸せなのも
初めてだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クーミーン - 泣いちゃいました (2018年9月27日 19時) (
レス) id: 48bf0c1af6 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたこ - やばい、、、涙がとまりません。笑 すごく気に入りました！頑張ってください！！ (2018年3月31日 1時) (レス) id: 537f77143e (このIDを非表示/違反報告)
ワナ太* - オリジナルフラグ外して下さい。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: ae3f142b57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年3月14日 0時
