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ナムジュン「・・・彼氏?」



A「うん。」





あのデートが終わった次の日。


幼稚園からの幼馴染で、今もまだ近所に住んでいるナムジュンオッパが家に遊びにきていた。


ナムジュンオッパは私より4つ上で


今は社会人として、近所の花屋さんで仕事をしている。



そして、昔からの付き合いだから



私の病気、余命のことも知ってる。




そんなオッパが、目を見開いて驚いてる。




ナムジュン「A・・・。」


A「分かってる!!!わがままだってことも、彼を傷つけてしまうってことも!!分かってるよ・・・ただ、私が恋をしたことないから。恋もせずに、私はこの世からいなくなるなんて、そんなの・・・そんなの悲しすぎるもん。」





キッチンにいたお母さんと目が合った。



お母さんは、私のことを温かい目で見た。




ナムジュン「・・・A、違うだろ?」






オッパは、お母さんが淹れたホットコーヒーを啜って


一息ついた。





ナムジュン「その子に・・・惚れたんだろ?」






ドクン







だから、そう。



オッパはなんでもわかってるから・・・


嘘なんてつこうとしても、1分も持たない。








A「・・・うん。」






ナムジュン「ただ恋をしたいから、その子を利用してるんじゃないんでしょ?」



A「・・・うん、」



ナムジュン「本気でその子のこと、好きで。自分から離れなきゃいけない時が来るのに・・・一緒にいたいってそう思うんでしょ?」





オッパの言葉に、お母さんが鼻をすすった。




オッパは、たまにKYだ。



私が死ぬことを前提で・・・






前提で・・・じゃないか、事実か。




そんなこともストレートに言うオッパに

昔から敵わない。


A「そう。」

ナムジュン「どうせ病気のこと、内緒にしてるんでしょ?」

A「うん。」

ナムジュン「ほんっとに・・・昔から手がかかる妹だな〜お前は。」



オッパの大きな手が髪に触れた。





A「・・・っ。」



ナムジュン「俺は、何もしないし文句も言わないから。」




A「ありがと・・・。」





ナムジュン「だけど、これだけは約束して?」




A「・・・約束?」






ナムジュン「彼のこと、本気で愛して。」









オッパの真っ直ぐな目。


ナムジュン「俺も遊びに来る回数増やすから、惚気聞かせてね。」


そう私の頬をつまみながら言うオッパの瞳が


涙で揺れていること


気づかないフリをするね。

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クーミーン - 泣いちゃいました (2018年9月27日 19時) (レス) id: 48bf0c1af6 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたこ - やばい、、、涙がとまりません。笑 すごく気に入りました!頑張ってください!! (2018年3月31日 1時) (レス) id: 537f77143e (このIDを非表示/違反報告)
ワナ太* - オリジナルフラグ外して下さい。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: ae3f142b57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆい。 | 作成日時:2018年3月14日 0時

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