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樹｢てか、お前まじで何でベランダ出て来たんだよ笑｣
｢お前寒がりの癖に｣と無理矢理気分を上げようと笑えば、そいつは俺を見て
『え〜、そりゃマブが1人で黄昏てたら来るしかないっしょ。』
と何の気なしに言う。
…マブ、ね。
そりゃお前にとっちゃ俺はただのマブだよな。
でも俺は
＿いつからだ。お前を意識し出したのは。
正直もうそんなの覚えてない。それくらい前の事で
『ねぇ樹ぃ』
樹｢ん？｣
いつだったか、誰かが巫山戯てお前にドル誌みたいなインタビューしてた時…
ーーーー
＿｢ねぇ、嫁はさぁもし北斗と離れ離れになっちゃったらどうすんの？｣
＿｢なにそれ別れるって事…？やだよそんな…｣
＿｢まぁまぁ、例え話だからね？ねぇ、嫁どうすんの？｣
＿『え？そりゃ…実家帰るでしょ。』
＿｢え〜！て事はもう会えないじゃん！嫁の実家遠いし、俺らに会いに来てくれなさそ〜！｣
＿『会いたいなら来いよ。…ってまぁ仕事的に無理か。』
＿｢あ、じゃあさじゃあさちょっと質問変えるわ！もし“他の5人からプロポーズされたらどうする？”｣
＿｢え、急にプロポーズなの？笑｣
＿『なんなん、少女漫画かよ笑 まぁでも…』
“樹かな。”
お前は確かにそう言った。
全員、勿論俺含めいちばん無いと思ってた選択肢だったから驚いて理由まで聞いた。そしたらお前は
＿『だって安心するから。』
きょとん、とした顔でそう答えて
＿『樹はね、安心するの。
まぁもしそのほっくんが居なくなった私がまたドキドキを求めたら違う人…まぁ慎太郎とかかもしんないよ？けど多分、私はビビリだからもう傷付きたくないとか思うだろうね。
だから樹。』
逆に俺らを間抜けな顔にさせた。
＿｢でも嫁さ、樹には恋愛対象にするには不安要素しかないって言ってなかった？｣
＿『…あ〜、してたわ。けど＿』
ーーーーーー
“なんか知んないけど樹は帰って来てくれそう。”
その時のお前の顔も声も全部覚えてる。
寧ろ忘れられなくて、｢帰るも何も相手がお前だったら何処にも行かねぇよ｣って文句言ってやりたかった。
『今までありがとう。これからもよろしく頼むよ
“マブ”』
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さわりん(プロフ) - この話大好きです！！もし更新する機会がありましたらお願いします！！ (3月24日 2時) (
レス) id: a2b3f9bb6d (このIDを非表示/違反報告)
ぽく(プロフ) - 中間のんちゃんさん» ありがとうございます。…結構なお時間下さい… (2022年12月31日 18時) (レス) id: ad099b9711 (このIDを非表示/違反報告)
中間のんちゃん(プロフ) - 20周ぐらい読ませて貰ってます(日かないでくださいとても大好きなんです)。リクエストとして、嫁ちゃんと付き合う前とか付き合ってる最中のお話が見たいです。更新頑張ってください。楽しみにしています。 (2022年12月29日 3時) (レス) id: 2e68b38f9c (このIDを非表示/違反報告)
ぽく(プロフ) - SugaR?さん» ありがとうございます頑張ります (2022年11月14日 21時) (レス) id: ad099b9711 (このIDを非表示/違反報告)
ぽく(プロフ) - kyonさん» すいません不定期で…ありがとうございます (2022年11月14日 21時) (レス) id: ad099b9711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽく | 作成日時：2022年9月28日 1時
