検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:725 hit

No.3 ページ3

汐梨side

はい?

あの神馬鹿じゃないの!?

一寸待って落下してるって!

半分パニックになりながら周りを見渡すが柚は居ない

柚のことは心配…だけどごめん!

今それどころじゃない!

なんか下方に街見えてきたしそろそろ不味い

『待ってほんと死ぬ…!ちょ、神の馬鹿馬鹿馬鹿!』

そして地面に落下した私はそのまま気を失…………ってない

何か下にクッション的なものがあって衝撃が少なく済んだらしい

『嗚呼……死ぬとこだった』

「…は、早く退け」

下から何やら苦しげな声が聞こえたのは気のせいかな?

そして何か声優の谷山紀章さんの声にそっくりな気が…

「おい…聞いてんのか?」

…気のせいじゃない

そして人の上に落下したことが分かり急いで退いて頭を下げる

『も、申し訳ございませんでした!真逆人の上に落ちるとは思わず…。お怪我は?』

「怪我は無えが…手前、何者だ?」

…あれ?この口調にきーやんの声…真逆…ね?

私は思いきってその人の顔を見た

…気絶するかと思った

『ち…中也さん!?………あ』

「何で俺の名前知ってんだ?」

そうなりますよね…中也さんは私のこと知らない訳だから…やらかした

明らかに殺気のようなものを向けられているし…

『…てか待って。ここ何処?』

ヨコハマ…じゃないよね?漫画で見た景色とは違う…

でもきっと漫画の通りに進んでる筈

必死に記憶を呼び起こす

…中也さんがヨコハマに居ない時期は初登場の前…

『西方の…小競り合い』

「俺の仕事内容まで知ってるんだなァ…。手前、何処の回し者だ?」

当たってた…じゃなくて

これ、死ぬよな…

焦ったときの何時もの癖で長い髪の毛先を触ろうとした

そして気付いた

長かった髪が短くなっていることに

ポケットに入れている手鏡を開くと、肌は白く透き通っていて、髪は肩につかない位の艶やかなショートボブになっていた

顔も疑うほど綺麗になっていた

いきなり手鏡を見て目を輝かせる私を、中也さんは訝しげに見つめてきた

んーと…なんか思ったよりヤバそう?

『あー…別に何処の回し者でも無いですよ?ただ…その……えーと…………』

中也さんは険しい顔をしているけれど、トリップしたなんて言える訳無いから!

何も言えない私は、取り敢えず冷や汗が止まらなかった

…これ、死ぬやつだ

No.4→←No.2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:文スト , 合作 , 旧双黒
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミレー - ラムさん» 神様が枕元に立ったら願いたいですよね(o^・^o) そういえば文豪の夢を見ます最近でも私に遅いかっかてっ来ますo(T□T)o (2019年10月14日 20時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - ミレーさん» ですよねー笑夏休み中ずっとトリップの話をオリヒメとしてました笑笑 (2019年10月14日 10時) (レス) id: 679c2774ae (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 面白かったですσ(*´∀`*) 本当に文豪達がいたら良いのにと思いますね(*゜Q゜*) (2019年10月14日 10時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ラム オリヒメ x他1人 | 作成日時:2019年8月29日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。