六十五話…? ページ19
『へ?違うって…』
そう言いかけたとき、ぎゅっと手を握られた
見上げると真剣な表情をしていて
…綺麗な瞳の色が月に照らされて輝いた
四「そのっ俺…Aさん…っ」
顔が赤くなっていく姿にふと僕は冷静になる
…これってまさか告白ってやつですか?
そう思うと未成年と付き合っていた事により報道された芸能人のことを思い出した
どうか違いますように
四「俺、Aさんの
.
.
.
.
弟になりたいっ!!」
『…おとうと?』
取り敢えず違っていて良かったがこれはこれで
事案ではないか…?
四「Aさんカッコいいし!優しいし!
凄く好きっす!!」
『あはは…ありがとう、十四くん』
少し正面から好意をぶつけられると
照れてしまうのだが…なんとか表情に出さないように
そう伝えた
向こうは僕の返答待ち
…さて、どうしたものか
『気持ちは嬉しいんだけど、弟とか僕分からないし
もしかしたら傷つけちゃうかもしれない
だから友達なんてどうかな?
そうしたら僕も大切に出来るかもしれない』
そう言うと少し明るい表情を見せてくれた
四「うんっ友達だよ!約束ね!」
ぎゅむーっと抱きつかれて軽く息ができなくなる。
それをずっと側から見ていた波羅夷さんが止めに入ってくれた
波「良かったじゃねぇか」
四「えへへ」
…友達になるだけなのにこんなに嬉しそうな方をされるとこちらも嬉しくなるものだ
自然と笑みを溢すと波羅夷さんがじぃーっと
こちらを見つめてきた
思わず首を傾げるとフッと笑い口を開く
波「笑ったほうが良いぜ、その方が可愛い」
…
…
…
!
『か、かわ…僕そんなんじゃ…っ』
思わず焦って言葉が吃る
そうじゃない、って言いたいのに恥ずかしさが勝って
顔が熱くなる
言われ慣れてない言葉に激しく動揺する僕も僕だ
お世辞、そうこれはお世辞なんだ
必死に思うのに今日はうまくいかない
冷静を取り戻そうと思考をいつものように
違うことを考える
大体はこれで治まるはずなのに何故か熱が
こもっていくばかりで抜けていかない
…あれ…熱い…
そう思った時、突然体の力が抜けていくような感覚と共に視界がぐらついた
「A!!」
名前を呼ぶ声が聞こえてくる
.
.
.
.
あれ、今僕どうなってんの?
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砂漠*(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます!グダグダ進行になってしまいますがナガノディビジョンの応援よろしくお願いします!( ̄^ ̄ゞ (2022年1月5日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2022年1月5日 10時) (レス) @page47 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠*(プロフ) - 猫目石さん» 大変お返事が遅れてしまいすみません!(; ;)ナガノディビジョン推しありがとうございます!イラスト全然OKですのでもし描いていただけたらぜひ教えてください|´-`)ヒソリ (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠*(プロフ) - 貴方の作品のファンさん» 大変遅れてすみません!(; ;)これから少しずつ更新していきますので気長にお楽しみください!m(_ _)m (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - ナガノディビジョン推しです!良ければ二次創作のイラストを描かせていただいてもよろしいでしょうか?(マイク起動したところとか。たぶんというか妄想だけになりますが、) (2021年7月25日 10時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
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