黄色いあの子と黄色い彼 【snr】

黄色 38 ページ38

『偶然やなくて そうしてたって言ったらどないする?』







「え?、、、、、」





センラさんが言った言葉に頭を悩ませる





「な、なんでだろう?て思います、、」





『まあ、普通ならそうやろな』







「リプとか歌ってみたの感想とかももしかして全部見てます…?」








『当たり前やろ〜??』







「え、穴があったら入りたい…」





『入らんでええよ、嬉しいで』






「これからは控えます。聞き専になります」







『控えへんとって?センラに居ることアピールしてや、絶対見つけたるから』







「う、、、見つけてもバカにしないでくださいね」





『するわけないやろ?センラやで??』





「たまに辛辣な事言うのに??」






『Aちゃんには言ってへんやろ??』







「はい、言われてないです」






『そういうことやねん。逆に沢山構ったる』





確定認知?がわかってしまったことで





センラさんとどう接したらいいのか





今まで通りの仕事仲間なのか






それともセンラとラ なのか





私の中で色々な感情になる





この先どうしよう…





もう少しで浦島坂田船の夏ツアーが始まる






私の夏はこの先どうなるんだろう。







『ほな、時間萌絵感じやし そろそろ帰ろか?』






「あ、はい 」





お財布をカバンから出してお金を出そうとすると






すっと止められる




『俺の奢り 出さんでええよ』





「で、でも 結構飲みましたし…」






『ええねん、出させてや。』





「じゃあ お言葉に甘えて…｡」





『ん、いい子なや』




頭にぽんと乗せられるセンラさんの手





「セ、センラさんに貢ぎますね。このお金で」






頭に乗せられた手を意識したら緊張しすぎて






貢ぎますね、、とか言ってた





恥ずかしすぎる…







『ふふ、じゃあセンラに貢いでな?笑』





呼んでくれたタクシーに乗って帰る





「今日はありがとうございました、」






『俺の方こそ ありがとう。気つけて帰るんやで』






「はい…！」




タクシーが進むに連れて遠くなるセンラさんに





少しだけ寂しさを覚えた

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