村上信五 Ver.５６ ページ9
ーAsideー
もっと早く言えば良かった…
A｢村上さん…すいません…｣
A｢下の名前で呼ぶのやめて下さい…｣
これで いい…
村｢…おぉ 悪かったなぁ｣
村｢仕事やもんなぁ…｣
村｢…俺 気ぃきけへんからなぁ〜 ｱﾊﾊﾊ｣
分かって貰えたんなら…
A｢…生意気なこと 言って すいません｣ﾍﾟｺ
村｢…おぉ！かまへん かまへん ｶﾞﾊﾊﾊ！｣
A｢……｣
あれ？いつもやったら…
なんでやぁ〜！とか
別にえぇやんけっ！とか
言うのに…
村｢………｣
村｢…ほなっ！俺 行くわぁ〜｣
A｢…っあ はい…では｣
これでいい…
これでいい…
だって…友達でもない…
同じ仕事してる…仕事仲間
信五の背中を見ながら…
何回も呪文の様に…
A｢…よしっ！｣
気持ちを入れ替えて…
さぁ〜 山さん 探さなきゃ…
とりあえず…会議室に戻ると
A｢すいません…山さん 居てます？｣
｢あれ？さっきまで 居ましたよ？｣
｢梅本さん メイクのアキちゃんが探してましたよ｣
えっ？アキちゃん？
A｢ありがとうございます｣
アキちゃんが？
メイク室に行くと…
大｢なぁ〜梅ってどんな人？｣
ｱｷ｢Aさんですか？｣
中から聴こえてくる会話
大｢へぇ〜Aって名前なん？｣
ｱｷ｢大倉さん 興味とかあったりするんですか？｣
大｢興味ってか…なんやろぉ〜 ﾊﾊﾊ｣
ｱｷ｢きっと…寂しい人だと思うんです｣
えっ？私って寂しい人なん？
ちょっと…なにそれ？
ｺﾝｯｺﾝ…
ｱｷ｢はぁ〜い｣
A｢失礼します｣
大｢おぉ！梅！！｣ﾆｺっ
鏡 越しに笑いかける 笑顔がやっぱり…
アイドルやなぁ〜って 関心してしまった。
A｢アキちゃんが私を探してたって…聞いて…｣
ｱｷ｢ちょっと…衣装のことで話しがあったんです｣ｷｬﾊ
ｱｷ｢はい！大倉さん 出来上がり！｣
大｢おぉ！なかなかの出来やん！｣
確かにちょっと髪とかいじっただけやのに…
何か見せつけられた…
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作者名：はな | 作成日時：2017年1月9日 22時
