【ハリポタ】グリフィンドール家の子 (ページ8)

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「アルバス、いう通りにしなさい。さもないと、更にいまよりもっと…困ったことになる！わかったね？」

一体医務室でどんな話をしたのか、Aは早くアルバスに聞きたくて仕方がなかった

「アルバス、もう大丈夫なのか？よかったな！」

その時、スコーピウスの声が聞こえる

ハリーはスコーピウスを無視するように通り過ぎた

「完全に治った。もう行かないと」

！？

Aは、アルバスの代わりにハリーが答えることに違和感を感じた

アルバスはスコーピウスを見上げるも、無言で父親についていく。

「僕のこと、怒ってるのか？どうしたっていうんだ？」

アルバスは立ち止まり、スコーピウスのほうへと振り返った

「うまくいったのか？何か一つでもうまくいったのか？」

「いいや、でもアルバス…。」

「アルバス、何をわけのわからないことを言ってうるんだ。すぐにやめなさい。これが最後の警告だぞ。A、君も、彼の関わるのはやめなさい。君の名に傷がつく」

Aは直ぐに理解した。

ハリーは、スコーピウスとアルバスの仲を裂こうとしている

「できないんだ、オーケー？」

アルバスはハリーとスコーピウスとの板挟みに苦しむような表情をする

「何ができないんだ？」

「ただ、僕たちはお互いに離れたほうがいいんだ。オーケー？」

「何がオーケーなの、アル…！ねえ！アルってば…！」

取り残されたAとスコーピウスはアルバスの背中を目で追い続ける

スコーピウスはひどく傷ついた表情をしていた

「A、君までグリフィンドールに組み分けされているとは驚いたよ。君が謹慎中にいろいろと調べたんだ…とんでもないことになっていた…！

「A！！！！」

キースの声だ

キースはAをスコーピウスから庇う様に自分の胸へ引き寄せた

「Aに何か用か、Mrマルフォイ。君がたった一度、Aを助けたからといって、今回の件は到底許すことができない事態だ。Aを危険に巻き込んで…！今後一切、Aに近づくな！」

キースはすごい剣幕でスコーピウスに叱咤する

「お兄さま、違うわ！スコーピウスが巻き込んだのではないの！私は自分の意志で…！「A、これ以上何も言うな。お前はこいつに毒されている！僕の目の黒いうちは一切近づくことを許さない…！」

Aはぐいぐいとキースに腕を引かれ、どんどんとスコーピウスと距離ができる

スコーピウスの顔が、ひどい悲しみに包まれていく。

「スコーピウス…！」