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「何が関わるの？なんのことなの？」
アルバスはタイムターナーを取り出した
「タイムターナーを破壊する必要があるんだ。第二の課題の後でAとスコーピウスが見たものときたら…。ごめん。僕たちもう昔に戻るリスクは取れない。君のいとこを助けられない」
アルバスがそういうと、デルフィーはタイムターナーを見た後こちらを見た
「あなたのフクロウ便には何も書いてなくて…」
「最悪の世界を想像して、それを二倍にしてみて。みんなが拷問され、ディメンターがそこら中にいて、ヴォルデモートは独裁者。僕の父さんは死んで、僕は生まれなかった。世界は闇の魔術で覆われている。僕たちそんなことが起こるのが許せない」
デルフィーはためらった後、それから表情を一変させた
「ヴォルデモートが支配していた？あの人が生きていたの？」
「ええそうよ。デルフィー。彼がすべてを支配していたわ。恐ろしかった…」
「あなたたちがしたことのせいで？」
デルフィーが質問する
「セドリックを辱めたことで、いかれる若者に変えてしまって、それから彼はデスイーターになった。そして、何もかもがおかしくなった。本当におかしくなったんだ」
スコーピウスは思い出したくないように目線を逸らしたが、デルフィーはスコーピウスの顔を注視し、暗い表情になった
「デスイーターに？」
「それに殺人者だ。セドリックがロングボトム先生を殺した」
「それじゃあ、もちろん…それは破壊しなくては」
デルフィーはこちらを見て頷く
「わかってくれた？」
「それ以上よ。セドリックもわかってくれたとおもうわ。一緒に破壊しましょう。そしておじさんのところへいきましょう。事情を説明するの」
事情を分かってくれたであろうデルフィーに謝罪すると、デルフィーは悲し気に微笑みタイムターナーを手に取る。
その時、デルフィーのマントがずれて、首の後ろのオーグリーの刺青があらわになっている
Aは目を大きく見開いた
第二の世界で恐ろしいほどよく目にした
「君の背中に、今まで気づかなかった。羽の印。これマグルが刺青ってよんでるものかな？」
「ああそうよ。えーっと。これはオーグリー」
スコーピウスも頭にはてなを浮かべる
オーグリーとは、魔法動物。雨が近づくときに泣き、不吉な姿の黒い鳥で、オーグリーの鳴き声は死の予兆だって信じていた
淡々と、デルフィーは自分の生まれのことを話す
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作者名：fuwa | 作成日時：2022年10月2日 14時
