【ハリポタ】グリフィンドール家の子 (ページ19)

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「5分だ。現在に引き戻されるまでに使える時間は。それだけだ」

「すべて大丈夫だっていってくれ」

「大丈夫よスコーピウス。」

Aはにやりと笑う

「オーケー、準備はいいか？」

鰓昆布を食べたアルバスが、洗面台の中に姿を消していく

「いこうA」

「ええ」

2人は一斉に鰓昆布を口に含み、中に飛び込んだ。

巨大な閃光が走り。A達は時間を巻き戻る

「紳士淑女のみなさん、少年少女諸君。さてこれから始まるのはもっとも偉大でもっとも素晴らしい…！しかも二つとない一大試合、三校対抗試合！！！！さあ、ホグワーツ生の生徒たち声援をどうぞ！」

湖の中でもバグマンの声が聞こえてきた。

戻ってきたのだ

セドリックが水中を泳いでこちらに近づいてきた

顔は大きな泡に覆われている。3人は同時に杖を挙げ、水の中で肥らせ呪文を放った。

セドリックが振り向き戸惑った顔で3人を見た。呪文がセドリックにあたり、彼の周りの水が金色に輝く

と同時に、セドリックのカラダが膨らみ始めた。

セドリックがなすすべもなく水面へと浮き上がっていくのを3人は見ていた

バグマンの解説が聞こえてくる

セドリックがリタイアし、そしてセドリックが空へと飛んで行ったことを聞いた

そしておまけに、アルバスは花火を挙げた

「ロンはハーマイオニーが好きだ」

見物人は大喜びでそれを見ているようで、大きな歓声が聞こえてくる

「セドリックの表情たるや。これは見ものですかなりの見ものです。かなりの悲劇ですね。屈辱です。それ以外の言葉は見当たりません…！」

3人は顔を見合わせ笑顔でハイタッチする

アルバスが上を指さしたのを見て、スコーピウスとAは頷き、まっすぐ水面へ向かって泳いでいく

セドリックが更に空へ上昇していき人々は声を挙げて笑う。

そして、あたりの様子が一変していく

世界が暗くなる。真っ暗闇に

閃光が走り、また大きな音をたてタイムターナーの音が止んだ。

時代は現在に戻る

「ぷはっ」

「うぅううううう？ふぅうううう！？」

Aとスコーピウスは同時に湖から顔を出した

「やったー！」

スコーピウスは両腕を突き上げたのち、周りをきょろきょろ見渡した

「Aやったね！ん？アルバス？アルバスはどこだろう？」

アルバスは上がってこない。