【第五×原神】夜の番人君がどうやら，バグで別の世界に行ったそうです (ページ2)

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バグ2 ページ2

『ねぇ？いつまで僕はこうしてればいいわけ？』

あれから、3日。
この博士って人に付いてきたのはいいけど。
あのあとすぐに意味の分からない宮廷に連れてかれ、そして今はこの博士って人の屋敷？なのか知らないけど、にいる。
そして僕は今、何故か採血をされている。
そして、採血される前に身体検査やら色々と。
え？なにこれ…すごく退屈。

「人の血が通っていない…？一体この赤い液体は何だ？…そして何故そんなにも痩せている。顔色も悪い。猫背なのも気になるが、そもそも、なぜ足にそのような刃物を…そもそも人間ではないのか？…いや，それは()」

この人…喋り出すと止まらなくなる人だ。
今も何か独り言を言いながらノートに何かを書き記している。

『はぁ…退屈だなぁ〜』

「…」

え？…こっち見てる？…あれ？口に出してたかな？

「お前は戦闘が得意なのか？」

『え？戦闘？…それが何か分からないけど、狩りなら好きだよ。』

「ほう？…」

彼がそういうと、僕の手を掴んでぐいぐいと引っ張りながら地下？に続くエレベーターへと僕を乗せた。

『何処に行くの？』

「お前の狩りをする姿を見てみたいと思ってな。その場所まで連れて行っているだけだ。感謝するといい。」

『ふーん。』

この人動物を狩るって勘違いしてるのかな？…
まぁいいや。人間だって動物だし。いつも通り狩らばいいよね。

この時の僕は知らない。

この時僕はすでにこの人の好奇心によりこの人の実験台になっていることを。

〝ガガガガッ〟

僕はここで立つようにって言われている場所で立って待っていると目の前の鉄でできた扉が開いた。

するとその暗闇から以上なまで凶暴化した【人】が数名いた。
この人たちどこかで…ぁあ。博士の工場前で見張りをしていた人達と同じ制服か。
もしかしてあの博士は、この人達を僕に殺してみろと言っているのかな？
そう思い僕は上のガラス越しに博士を見た。

「…」

なにも言っていないがあれは、こいつらを自分の好きなようにやれと言っているのだろうな…。
普通の人ならこういうのは怖がりそうだけど、【人】に変わりはない。

なら…

『あはははっ！…いいよ？いつも通り、…狩りの時間だ。』

そして僕は何故かここの世界でも使える自分の力を使い一気に相手との距離縮めつつ、相手の攻撃を避け後ろに回り込み…そして…

【ザシュッ！】

「なっ！？」

素早く1人の首を刎ねた。