【第五×原神】夜の番人君がどうやら，バグで別の世界に行ったそうです (ページ1)

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バグ1 ページ1

・・・

ここは、何処だろ？…僕が住んでいたあの村と同じ景色が目の前に広がってるけど僕の知ってる場所じゃない。

いや。それ以前に、僕…ハンターの役割としてゲーム中にサバイバーを狩っていたのに。
電車に轢かれて、意味の分からない雪原に放り出されたようだ。

まず…あの電車ふざけるなよ！！
サバイバーが轢かれるのはいいけど、何で僕までッ！あの探鉱者の磁石でノックバックされ、轢かれた…最悪だぁ…。

まぁいい。とりあえずここが何処なのか調べないとな。

〝ザッザッ〟

ん？足音？…

〝ザッザッ〟

足音がどんどん僕の方に近づいている？…サバイバー達か？

そう思い僕は自分の武器を構える…がどうやらはそれは無意味だったようだ。

「お前は？…見たことのない顔だが、スネージナヤの者でもなさそうだな。」

『…君こそ誰？』

僕の目の前に立っている人は不思議な仮面をつけて、青い髪。耳に不思議な光ピアスをつけている。

こんなサバイバーがいたか？…

「人に尋ねる前に、自分が名乗るのが礼儀ではないのかね？」

うわっ，写真家の人と同じこと言われた…。

『イタカ。… エウリュディケ荘園に招待されてハンターしてる。別名夜の番人だけど？で？君は？』

「…そうだな。私の事は…“博士”とでも呼ぶといい。」

は？何で上からなの？…僕はハンターで、君を簡単にやれるけど？

「だが、その… エウリュディケという荘園は聞いたことがないな。」

…！？…は？

『…ここは何処なの？』

「…ふむ。ここはスネージナヤだ。氷の女皇の国だが、お前は何処の七国から来た？」

ス…スネージナヤ？…な，なにそれ。
どうやら，また荘園のバグで起きた問題なのか？これは…。

「…」

どうやら，向こうは僕が返事するまで待っているようだ。
でも七国ってなに？…7つの国？…よく分からないんだけど…。

「なるほど…お前も別の世界から来た者か。」

僕が考え込んでいると、その人は顎に手を当ててしばらく何か考えたから急にそんなことを言い出した。気のせいかわからないけど口元も少し笑っている？…
てか，待て。…別の世界？

「どうやら。行くところがなかろう。私についてくるといい。…少しばかり興味が湧いた」

最後何か言ったのは聞こえなかったけど、行くところもないし、色々気になるところもあるし、いいや。ついて行けば荘園に帰る方法もわかるだろ…。