お兄さん ページ33
その男は僕の服の袖を引っ張った。
「立てやこのヤロォ‼ てめぇ、ヒトの妹に
手ェ出しやがって…。どこの野郎だゴルァ…あ?」
あれ、何が起こったんだ…?口の中が鉄臭い。
あ、血が出てる。
「いえ、僕は……。」
キリキリとその人の力が強くなる。
「ちょっとお兄ちゃん!何してんの⁉
その人は私を助けてくれたんだよ!」
「はぁ?誰がなんだろうがカンケェねぇ!」
その男は拳を振り上げ、また僕を殴ろうとした。
すると、咲良が叫び出した。
「その人は女の子なんだよ!やめて!」
「………あ?」
お兄さんの手が止まった。「女」という言葉に
反応したのかな…。でもこの人の行動が止まったとはいえ……
「いいんだよ咲良ちゃん。お兄さんすみませんでした。じゃあ僕はこれで。」
「あ!待って零ちゃん‼ 」
「じゃーね!咲良ちゃん‼ 」
咲良ちゃんがもう一度僕を呼んでいたが……
気にせずバイクを走らせた。帰ってきた後、一郎
にいちゃんに叱られ、二郎にいちゃんと三郎が
ヒプノシスマイクを持ってどっか行こうとしたのを
阻止した僕だった。
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悠希(プロフ) - いざなみ、の漢字違います。“伊弉冊”じゃなくて“伊弉冉”です (2021年1月6日 8時) (レス) id: 4567dea704 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月23日 14時) (レス) id: 6c5225143e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャーベット | 作成日時:2018年9月23日 14時