特徴観察 ページ23
〜乱数side〜
今日は今度雑誌に出る若手声優の女の子と
面会する日。女の子は僕より年下、黒の帽子、
伊達眼鏡、肩がはみ出そうなTシャツに黒のジーンズなかなかボーイッシュなスタイルの子だった。
「お決まりになりましたか？ご主人様？」
彼女の食べたいものが決まり、近くにいたメイドさんに声をかけた。膝下まで伸びているスカートをひらつかせながらこちらにやってきた。
「あー、この『ふわふわ天使の癒しパンケーキ❤』
をひとつください。」
「はいっ♡ご主人様！」
そのメイドさんは小走りで走って行った…。
「きゃー！本物！」
「マジ？サインもらえないかな! 」
「すごく顔ちっさかった！可愛かった！」
レジの奥でそんな会話が耳に入ってきた。
ふーん、まぁ有名っちゃ有名なんだね……。
「ねぇねぇおねーさん！」
「なんでしょう、飴村…先生？」
「んも〜！乱数って呼んでよぉ〜‼
じゃないと僕拗ねちゃうよっ！」
「あ、あはは。ごめんなさい、じゃあ乱数さん？」
「あはっ☆ じゃあ僕も名前呼びでいい？」
「ご、ご自由に。」
「じゃあ、嶺ちゃんで！」
あれ、なんか……。
“ 「乱数ちゃーん！また私と遊んでねぇー！」”
「私とも遊んでくれないとぉ拗ねちゃうぞ？」
「乱数くん、この前は楽しかったわぁん❤」
他のおねーさんたちと違って、なんか全然
僕に心を開かない。この子女の子だよね…。
「あ、ごめん浦岡ちゃん。ちょっと電話入っちゃった、ちょっと出てくるね。」
「あ、はい。行ってらっしゃい。」
目の前に僕がいるっていうのに、なんで台本
なんか読んでんのかなぁ〜。
「お待たせしました〜っ！
本店特性『ふわふわ天使の癒しパンケーキ❤』ですっ！」
「わぁ、美味しそう！」
彼女が頼んだパンケーキがきた。ストロベリーやブルーベリーといったベリー系のソース、ホイップクリームが乗っていた。
「ありがとうメイドさん。」
「いえいえ、ご主人様の幸せが私どもの幸せですっ
………っっそれではっ//////////// 」
「あ、ちょ、メイドさん‼ どうしたんだろ。」
そりゃ、人気若手声優が来たら……
照れるに決まってるよ☆
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悠希(プロフ) - いざなみ、の漢字違います。“伊弉冊”じゃなくて“伊弉冉”です (2021年1月6日 8時) (
レス) id: 4567dea704 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月23日 14時) (レス) id: 6c5225143e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーベット | 作成日時：2018年9月23日 14時
