憑依少女Ⅱ (ページ46)

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紅白歌合戦ページ46

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年末は番組に追われて忙しく、既にクタクタな体力を感じて、もっと力つけなくちゃ、なんて思う。

2017年になったら進撃の巨人の収録も始まる。

2期はクリスタが鍵を握るキャラクターでもあるし、
それに備えて体力をつけなくちゃ。

ゼリーを口にしながら、イヤホンで披露するサイマジョの音楽を聴く。

紅白歌合戦で披露するのは、いつもの衣装とは違った

豪華な衣装に身を包んで、新鮮な気持ちになる。

特別な番組に、特別な衣装___

平「ねぇ～、信じられる？」

「何が？」

私に話しかけながら隣に座った平手に気づいて、
" 何が？ " と返しながらイヤホンを外した。

平「紅白、！出るんだよ、私達」

「ね。いや、正直私も信じられないよ笑」

平「だよね！笑。はぁ～、間違えたらどうしよ～」

「緊張しすぎて？」

平「そう！ねぇー、瀬尾ー」

「あ"ぁぁぁ······· 笑」

平手が抱きついてきて首元に顔を埋めてくる。

それが苦しくて自分でも分かるくらいの掠れ声が出た

平「あはは！声····· 笑」

「笑」

その時、急に携帯が鳴りだして画面を覗くと、谷山さんの名前が映し出されていた。

首を傾げて何かあったのかな、なんて思いながら電話に出る。

"谷「もしもし！？」"

「もしもし·····！？どうかしたんですか！？」

"谷「いや、今日じゃん！紅白！」"

「えっへへ！？笑。そうです、！」

"谷「あのね、ちょっと今急いで家に帰ってんの！紅白見たいから！」"

「笑」

"谷「だからあの····！紅白頑張ってね！絶対に見るから！リアルタイムで見るから！」"

「ありがとうございます！笑」

"谷「じゃあ！バス来たから！頑張ってね！頑張れよ！笑」"

「はい笑」

平「笑」

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