シングルファーザーです【ヒプマイ】

1話 ページ3

気持ちの整理がつかなかった

突然の出来事に呆気を取られ自分の意識が飛んだように感じた

だが、直ぐに意識はかえってきた

律「ぱぱ...？ままどこぉ」

貴方「！？、あ、律...」

律「ままどこいっちゃったの...？」

貴方「あ、あのなママは...」

李「あぁあーー！あー！」

貴方「あ、李！どうした！？」

律「うぅ...ままぁ...！」

律も李も泣き出し、考えている暇なんてなかった

貴方「(俺が何とかしないと...この子らの親はもう俺しかいないんだし...)」

離婚届のことも視野に入れつつ律達のおもりにかかった

律にはママが遠くに行くことになったと言い説得をつけたが、何れにしてもいつかは本当のことを話さなければならない...

でも、今だけ...今だけは...この異常な自体に違和感を持たず自然に生活し、のびのびと育って欲しい......ただの俺の自己満足かもしれないがな

貴方「律、李、パパ頑張るからさ...応援しててな...？」

離婚届は夜に書こう...まずはこの子達のご飯だ

貴方「よーし！律！これからご飯作るからお手伝いしてくれるか？」

律「...うん」

貴方「おら！元気だせ男だろ！ほらパパみたいに笑ってみ！」

人差し指で口角を上げにっこりと笑う仕草をすると律も真似して笑った

貴方「よし！じゃあ律と李のお椀出してくれるか？」

律「わかった！！」

律はパタパタとかけて食器が入ってる棚に向かった

切り替えができるのが少し羨ましく感じる

このことは...観音坂先輩に相談してみるか

少しは力になってくれるかもしれないしな


冷蔵庫の中はそこまで物がなくうどんを作った

明日幼稚園のお迎えの帰りに買い物に行かないとな...

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