愛し、愛され 2 (jump×jump

# ページ6

・




そんな俺を見て、しびれを切らしたのか

ゆーてぃーと俺の間に入ってきた大ちゃんが
急に、俺の胸を弾いた。

「っひぅ、」


急に与えられた快感に、押さえきれなかった声が
出てしまった。



その所為で、みんなはエスカレートしてしまったようで


さらに深くなるゆーてぃーのキス、

雄也と圭人は耳を片方ずつ、

伊野尾ちゃんと大ちゃんは胸を。


おとなしく傍観していた薮くんと八乙女さんは、
ちいちゃんになにやら耳打ちをしていた。


うなずいて、にやりと笑ったちいちゃんは
俺の顔をチラチラと見ながら、

既に硬くなっている俺のソコを
ズボンの上からつついたり、ちょっと揉んだり。

軽い刺激がもどかしくて
でもそれに、よけい興奮してしまう。



ゆーてぃーの唇がようやく離れたときには、
抵抗しようとする気など全くなくなっていた。

早く、もっと気持ちよくなりたくて

おそらく潤んでしまっているであろう目で
すがるように薮くん達を見つめた。


おもしろそうに笑った薮くんと八乙女さんは
ゆっくりとこちらへ歩いてきて、

そんな二人に、みんなは俺の正面を譲った。


みんな、携帯やらカメラやらを
こちらに向けているが、そんなことを気にする余裕はなかった。


俺の耳元で低く響いた薮くんの声。
それだけで、感じてしまう。

「どうされたい？言ってくれなきゃわかんないな、」


俺は恥ずかしがることも、迷うこともなく

「みんなで俺のこと、ぐっちゃぐちゃにしてくらさいっ、」

回らない呂律で、早口でそう答えた。





・

#→←みんな、もっと俺を(jump×ym

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す