休暇中の魔王様【2】 (ページ42)

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休暇88日目(魔界) ページ42

Aが起きる前

会話多め

魔界視点

魔王不在の中、魔王城ではごく普通の日々を過ごしていた

(食事中)

アンドラス「もぐもぐ...そう言えば、魔王様が居なくなってどれくらい経ったっけ？」

ベルト「バリバリ..モグモグ..む？..
いっしゅうふぁんか(一週間か)？」

バアル「..いえ。88日程です」

アンドラス「そうかぁー..いつになったら、魔王様帰って来んのかなー」

ベルト「もしや、一生帰って来ねーんじゃ..？」

バアル「そうかもですね..」

ゴブリン「(やはり魔王様が居なくなって、寂しいのですね。魔王様早く帰って来て下さいよ..)」

魔王を心配する中、バアルが話す

バアル「もし、魔王様がこのまま帰って来ないとすれば、魔王を新しく作らなければ行けませんね」

その言葉で、この部屋の空気が一段と重くなる

バアル「...」

アンドラス「...」

ベルト「...」

ゴブリン「え？...えっ？」

ベルト「ほう、確かにそれはそうだ。魔王が居ないのなら作れば良いのだ！」

アンドラス「にひwでもさぁ。どうやって決めるのさ、その
魔王ってのは」

バアル「もちろん殺し合いで..」

そう話していると、空間移動ポータルが突然現れ

そこから魔王を抱え込んだクロの姿が出て来た

クロ「まだ魔王様がいると言うのに、何をしている」

「「「！？」」」

ゴブリン「ま、魔王様..」

バアル「...そちらこそ、魔王についていながらも、この様な事態になったのはどう言う事ですかね。クロ」

ベルト「テメェ..！魔王に何してんだ！ぶっころs..！」

アンドラス「まぁまぁ、待ちなよベルト。まずは、魔王様を何処かに運ばなきゃ。それはその後だw」

ベルト「チッ！それもそうだな。魔王は俺が運んでおく」

バアル「それは助かるよ、ベルト。」

クロ「いえ、魔王様は私が運び..」

ベルト「てめえには任せらんねえんだよ！」バシッ

そう言って、クロから無理矢理魔王を奪ったベルトは、そのまま魔王の寝室に運んでいった

バアル「さて、事情を話してくるかな？」

クロ「...実は」

クロは魔王がどうしてこうなったのか全て話した

バアル「ほう。魔王様が..人間に」

アンドラス「それほど気に入ったって事か」

バアル「しかし、側に居ながらもこの様な失態、許されるものでは無い事は分かりますか？」

クロ「..はい」

アンドラス「じゃあ...3日間で魔王様が目覚めなかったら、お前、火炙りの刑なw」

そうして魔王は３日の朝に目を覚ました