#3 はつまほー! ページ3
まず、手紙をとった。
「ん…?何々……」
【貴方が無事、転生することが出来て良かったです。ちょっと、此方の手違いで性別が変わってしまいました。すいません。
なので、このアイテムはほんのお詫びです。貴方の…イヌイさんの今後の人生に役立つかと思われます。
どうぞ、受け取って下さい。
ちなみに、イヌイさんのステータスは以下の通りとなっています。
名:イヌイ・カナデ
Lv 99
防御力 849素早さ 862力 708
魔力、回復力、共に無限。
職業 魔法使い
チートにより、イヌイさんは全ての魔法を使うことが出来ます。勿論、新たな魔法も造る事が出来ます。これから、頑張って下さい。】
「…つか、ステータスやべぇな……怖っ」
手紙を読み終え、絶句した。
(一発目から、Lv99って…)
とんだチート能力だ。想像をも越える力であったため、少し怖くなった。
取り合えず、アイテムを取り出した。
肩掛け鞄、魔法、薬草、モンスター等に関する本が一冊ずつ、金貨、マント、短剣が入っていた。
鞄に、本と短剣、金貨を入れ準備する。
これから、俺の第二の人生が始まる__。
と、意気込んだのは良いものの…
(まず、森から出ねーと始まらねー)
気が乗らなさそうに進む。
「何か、モンスター出て来そうだなァ」
どうしようもない不安にかられた。
(つっても、一応魔法使えるし、不老不死だし、多分大丈夫なんだけどよ…)
一発目からデカいモンスターかもと思うと寒気がした。
(…頑張ろ)
少し立ち止まって、鞄からモンスターに関する本を取り出し、パラパラと適当に開いてみた。
「お、スライムとか居る。」
まぁ、ここは異世界なので当たり前なのだが、思っていたスライムとは異なる異常な可愛さであった。
(出会したら、可愛過ぎて殺れねーって)
と、アホな事を思っていた瞬間、目の前にスライムが現れた。
「な!?マジかよ!」
突然の事で、焦るが一旦鞄から急いで魔法に関する本を取り、開く。
そして、右手をスライムに向けおもむろに呪文を唱えてみる。
「flamma!」(炎!)
忽ち、手のひらに魔法陣が現れ、そこから炎が出てくる。
スライムは、一瞬にしてちりとなった。
(で…出来た!初魔法成功だ!!)
ふと、見てみるとスライムの亡骸は何故かキラキラと光っていた。
疑問を抱きながらも、その亡骸を崩してみる。
すると、灰の中から美しい宝石が出てきた。
(おぉ…!スゲー!!)
思わぬ、報酬に興奮した。
宝石と本を鞄にしまい、再び進んで行く。
その間に、3、4回スライムに逢い倒した。
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作者名:にーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2019年3月18日 16時