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背中に感じる神威くんの体温。


『か、神威くん…離しては頂けないだろうか』

「何その言い方、本当に男慣れしてないんだね。ほら耳まで赤くなってる」


耳元で聞こえる声がくすぐたっくて
ビクリと身体が震えた


「総悟に貸切風呂よかったからって鍵もらってよかった…こんな可愛いAをみれた」


普段さん付けなのに今に限って呼び捨てだなんて…ずるい


「ははっ、耳弱いんだね…思ったより華奢で……食べちゃいたいくらい」

『なっ…!』


肩に舌を這わせて
静かな場所でリップ音だけ響いた

身体を見られても仕方ない
このままじゃいろんな意味でダメよ!

そう思い脚に力を入れると
視界がボヤけ意識が遠のいた


『う……そ……っ』





『…ん〜…』

「あっ!気づいたアルか!」

『か、ぐらちゃん?』

「総悟もバカ兄貴もそこにいるネ……ごめんネ。私があんなこと言ったからバカ兄貴と…」

『はっ!そうだった!あの時フラッとして…』

「逆上せたんでィ…神威が慌てて来たんで何事かと思えば……今回はAがずるしたから悪いでさァ」

「服は私が着せたアル!安心するネ」

『ごめんね、迷惑かけちゃった』

「大丈夫ネ!そんなことよりバカ兄貴に何かされなかったアルか?」

『だ、大丈夫だよ?ちょっとびっくりしただけ』

「それならいいアル!…総悟とちょっと飲み物買ってくるネ」


そう言うと2人は出ていった
神威くんは隣に座ると私の頭を撫でた


「ごめん、そりゃ長く入れば逆上せるよね…あと歯止め効かなくてあんなことしちゃった」

『私も気づかなかったし…嘘ついて貸切風呂入ってたんだもの神威くんは悪くない…けど意地悪しすぎよ。あんなことされたら…』

「…されたら?」

『ドキドキしてパニクっちゃう』

「……嫌じゃなかったの?」

『へ…?』

「普通は嫌がるでしょ」

『……うーん、今まで困ったけど嫌とは…』

「それって……ううん、なんでもない。まったくAさんは純粋すぎ…まぁ、総悟がそうさせなかったんだろうけど」

『でもそのおかげで悪い虫はつかないでしょ?』

「俺は悪い虫だよ」

『ぷっ…ははっ!そんなことないよ!神威くんはいい子だよ…今回はその歯止めが効かなくなることはなんとなくわかるから』

「ふーん、今も襲いたいくらい気が狂いそうだけど」

『ええっ、なんで』

「自分の胸元みてみなよ」

『は!着崩れしてる!』

「油断し過ぎだよ」

軽くデコピンをされ笑った



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設定タグ:銀魂 , 神威 , パラレル   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:かか | 作成日時:2019年8月8日 18時

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