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わぁーー!
景色がとても綺麗!
旅行当日私達は神威くんの運転で揺られること約2時間。
トンネルをいくつか抜け山を越え
遠くの山の景色を見てテンションが上がっていた。
『すごい綺麗だね!』
「うん、でも今回泊まる旅館はもっと景色良いみたいだよ。露天風呂も」
『お〜!楽しみ〜!』
「その中でも貸切風呂が最高ネ!総悟、一緒に入るアル!」
「へいへい」
『卓球絶対やろうね!!』
「ガキですねィ」
『旅館といったら卓球よ!』
「そうですねィ…トーナメント戦で負けたヤツは近くの神社まで一人で行くってことで」
『ええっ!それはちょっと…』
「なんでィ?負けなければいいことだろ」
『でもでも、夜だしお盆だし』
「怖いんですかィ?…1番年上なのに」
『こ、ここ怖くなんかないわよっ!ど、どうせ私は負けないしいいわよ!引き受けるわ!』
「楽しみですねィ」
「まだまだ子供だね、Aさん」
『違いますから!今に見ときなさいよ!総悟が泣いて帰ってくるのを!』
「俺は怖くねェでさァ」
『嘘よ!』
「マヨラーは怖がりだけどねィ」
『へ?うそ!?知らなかったわ』
「そういや、Aとお化け屋敷とか行ったこと無かったですねィ…真っ先に走って逃げるやつでさァ」
「意外だね」
「そういえば、脅かした時めちゃくちゃビビってたアル」
『み、見てみたい…』
「辞めときなせェ…幻滅するだけでさァ」
怖がってる姿なんて見たことなくて
1層興味が湧いてきた。
今度機会があったらお化け屋敷にでも…
そうこう話していると
旅館に無事着いた私達はチェックインを済ませるのだった
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作者名:かか | 作成日時:2019年8月8日 18時