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『名字Aです……え、えっと実は皆さんが初めての生徒さんなのでお手柔らかにお願いします!』
いい子達だといいなっておもったけど
…こう言っちゃ悪いけど…問題児が何人かいるんですが!?
だ、大丈夫かなぁ…
「先生!…何歳なの?」
オレンジの三つ編み結びの男の子が問う
えっとこの子は神威くんか…
『22歳ですよ!』
「ふーん、彼氏はいるの?」
『い、いませんが…』
「神威、やめろ」
「ちぇ…とーしろーせんせーは固いよねぇ」
「うるせぇ、黙ってろ」
な、なんだ…こういう言い合いが出来るなんて
それほど打ち解けてるのだろうか…
「ほら、お前ェもしっかりしろ」
「…怪しいなぁ」
「何がだ」
「新人教師なのにもうお前だなんて…何かありそう」
うぅ、この子は鋭いなぁ
「あぁ…こいつぁ、俺の後輩だ。だからこいついじめたらタダじゃおかないからな」
「わーお」
そう、この人
土方十四郎が私の初恋相手で今は憧れる先輩なのだ。
『その言い方はダメですよ!…さて、朝のホームルームは終わります。』
丁度いいタイミングでチャイムが鳴り
深追いされることは免れた。
私、このクラスの子達とやっていけるのだろうか…
早くも降参気味です……。
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作者名:かか | 作成日時:2019年8月1日 20時