46話 ページ48
結局その後はフーゴ抜きで飲んで、皆潰れてしまった。
｢意外にみんなお酒弱いんだなぁ｣
1人だけ潰れなかった私は、皆が眠ってしまって静かな空間でお酒を飲む。
いや、静かではないか。特にナランチャとミスタのいびきがうるさいな。
ていうか私女なのに1番お酒強いってどういうこと…
｢あ…｣
飲もうとして瓶が空な事に気が付き、キッチンへお酒を取りに行く。
｢やっぱこたつから出ると寒いなぁ｣
1人で呟きながらコタツへ戻る。
｢ん…｣
｢あ、ブチャラティごめん、起こしちゃった？｣
｢いや、かまわない…｣
｢他の皆も潰れちゃったし、ブチャラティも眠いならもう１回寝てもいいよ
どうせ皆朝まで起きないでしょ｣
｢そうだな…｣
恐らく寝ぼけているんだろう。目がトロンとしていて、喋り方がゆっくりだ。
｢Aも一緒に寝るか…｣
｢へっ？｣
そう言った時にはもう既に視界には天井が見えていて、ブチャラティが私を抱きしめていた
｢えっ、ちょ、まってなにこの状況｣
｢A｣
｢なに、ってぅわ…｣
名前を呼ばれたかと思えば首に顔を埋められる
次の瞬間首筋に生ぬるい感触
｢な、何して、あっ…やぁ…｣
下から上へと沿わされる舌に思わず声が漏れる
｢…甘い｣
｢〜ッ！｣
赤く火照った顔でこちらを見て妖しく笑うブチャラティに胸がキュッと締め付けられ、言葉が出なくなる。
｢A｣
愛おしそうに名前を呼ばれ、髪をサラリと撫でられる。
たったそれだけの事なのに、心臓はうるさいほどに音を立てて存在を主張するし、顔はりんごみたいに真っ赤になっているだろう。だがそれを他所に頭だけは冷静だ。
この状況をどう切り抜けるか、その事ばかりが頭の中をグルグルと回っている。
どうしよう…
｢A｣
また名前を呼ばれて意識をブチャラティに向けると、今度は鼻と鼻がくっつきそうな程近くにブチャラティの整った顔があった
ダメだ…このままじゃ、ブチャラティがお酒のせいで過ちをおかしちゃう…
どうにか止めないと…！
そんな思いとは裏腹に唇と唇の距離はもうほんの僅か。
やるしかない…
そう決心してきゅっと目を瞑った
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うらら(プロフ) - うわぁ！勘違いだったら恥ずいんですけど！主様のこの神作品は某ハニワの曲の内容のアレンジ的な感じじゃないですか！？好きですぅ！ (2022年7月2日 22時) (
レス) @page18 id: 3ea951a787 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20468号(プロフ) - わあ！星が赤くなってますね！この作品大好きで続編も読んでます。更新、頑張ってください！！ (2018年11月29日 0時) (レス) id: 834020cec8 (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます( ´ ω ` ) 頑張りますヽ(*' '*)ﾉ (2018年11月14日 11時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - こんばんは、こちらこそ毎回面白くて、ブチャラティとの新密度が上がっていく様子にトキメキを頂いてます(o>ω<o) 最新話もドキドキしました！！次どうなるのか更に気になります/// これからも応援しておりますね(*´ω｀*) (2018年11月14日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» そこまで考えて読んでくれてたなんて感動です(´；ω；`) いつも花帆様のコメントに励まされてます！これからも頑張りますね！(´∀`) (2018年11月12日 8時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真依 | 作成日時：2017年8月1日 0時
