10話 ページ11
｢み、見えてたんですね…
ということはあなた達もスタンド使い、ですね？｣
｢お、おう。｣
ミスタさんが驚いた様子のまま答える。
スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合うというが、この様子だと5人ともスタンド使いだ。
いくらなんでも惹かれ合いすぎじゃあないの？と思ったが仕方が無い。これが運命というものなのだろう。
｢とりあえず、私はあなた達に攻撃を仕掛けるつもりも、戦うつもりもありません。｣
これだけは伝えておかないと、変に警戒されても困る。
｢それはさっきまでのAの様子を見ていれば分かるが…
驚いたよ。｣
よかった、ブチャラティさんは戦う気は無いみたい。
｢俺も！超びっくりしたぜ｣
とナランチャさん。
とりあえず皆敵意は無い、と思ってくれたのかな？
｢ていうか、足元のそれどうするんだ？｣
｢あっ……｣
アバッキオさんが指さす方は私が落して見事にぶちまけてしまったデザートだった物。
段差で躓いたと言おうと思ったが1度スタンドで落とすのを回避したから段差からは少し遠い
どうしよう、私の頭の中でその言葉をぐるぐるさせていると、オーナーが休憩から帰ってきてしまった。
オーナーは驚いた様子で何があったのか尋ねてきた
どう言おうかパニックになっているといつの間にか隣に立って居たブチャラティさんが淡々と答えた。
｢電話がかかってきたもんで俺が席を立ったんだが、よそ見をしていてぶつかっちまった。すまない。｣
｢全然構わないが、電話の方は大丈夫なのか？｣
｢なに、大した用では無かったさ。｣
｢とりあえずタオル持ってくるから、Aは食器とお盆だけ下げてくれ。｣
｢はい！｣
食器を下げ、洗っている最中、
さっきのブチャラティさんの行動が頭の中をめぐる。
どうして私をかばったのか。
そのまま私がやらかしたヘマとして、私が罰を受ければ良かったのに。
考えれば考えるほど分からない。
洗い物を終え席に戻ると床はすっかり綺麗になっていた
｢あの、オーナーは？｣
｢オーナーならタオルを洗いに行きましたよ｣
｢そ、そうですか…｣
｢A、気にするこたぁねぇぜ！｣
ミスタさんが励ましてくれているが、ヘマをしたことよりブチャラティさんが私をかばってくれた事の方が気になっている。
｢ありがとうございますミスタさん。
ブチャラティさん、あの、失礼ですがどうして私を庇ってくれたんですか？｣
｢何となくだがな。
あの時すごく困っているように見えたんだ。
だからさ。｣
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うらら(プロフ) - うわぁ！勘違いだったら恥ずいんですけど！主様のこの神作品は某ハニワの曲の内容のアレンジ的な感じじゃないですか！？好きですぅ！ (2022年7月2日 22時) (
レス) @page18 id: 3ea951a787 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20468号(プロフ) - わあ！星が赤くなってますね！この作品大好きで続編も読んでます。更新、頑張ってください！！ (2018年11月29日 0時) (レス) id: 834020cec8 (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます( ´ ω ` ) 頑張りますヽ(*' '*)ﾉ (2018年11月14日 11時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - こんばんは、こちらこそ毎回面白くて、ブチャラティとの新密度が上がっていく様子にトキメキを頂いてます(o>ω<o) 最新話もドキドキしました！！次どうなるのか更に気になります/// これからも応援しておりますね(*´ω｀*) (2018年11月14日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 花帆さん» そこまで考えて読んでくれてたなんて感動です(´；ω；`) いつも花帆様のコメントに励まされてます！これからも頑張りますね！(´∀`) (2018年11月12日 8時) (レス) id: e9927a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真依 | 作成日時：2017年8月1日 0時
