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54話 ページ9

翌朝。

「んー、背中痛い…」

結局私も皆とこたつで寝たので、背中が痛くなってしまった。

「起きて皆、病院行かなきゃ。
念の為皆も診てもらった方がいいしね。」

全員を起こして、そう言う。

「いやぁ、それがよ…」

ミスタが気まずそうに口を開いた。

どうやら今日は組織のお偉いさんからの呼び出しがあるみたいだ。

「どうしても行かなきゃダメなの?」

「あぁ。だがブチャラティだけは病院に行かないといけねぇし…」

「はぁ…分かった。私今日仕事休みだしブチャラティ病院に連れていくよ。」

「ほんとかA!?助かるぜ!」

「はいはい。気を付けてね。」

全員を送り出して、サンドウィッチを作り、自分の分とブチャラティの分を持って寝室へ向かう。

サンドウィッチなら片手使えなくても食べれるしね。

「ブチャラティ、入っていい?」

「あぁ」

返事を聞いてからドアを開け、ベッドの横の机にサンドウィッチを並べ、椅子に腰掛けた。

「おはようブチャラティ」

「おはよう」

「朝ごはん食べれそう?」

「あぁ、頂くよ。」

撃たれていない右側の腕でサンドウィッチを手に取るブチャラティ。


「A、昨日はすまなかった…
不安な思いをさせてしまっていたなんて、気が付かなかったぜ…」

「いいの、これから気をつけてくれればね。」

そうは言ったがこの人はギャングだ。
自分のために身を引くような事はしないだろう。

「それ食べ終わったら病院行こうね。皆はお偉いさんに呼ばれたらしいから行けないけど。」

「そうか…
本当にすまない…」

「そういう時はありがとう、でしょ?」

申し訳なさそうな顔のブチャラティにそう言う。

「そうだな…ありがとうA」

「うん、どういたしまして」

そう言って笑う。
そういえば一つ気になることがあったので、聞くことにした。

「ねぇ、ブチャラティ」

「なんだ?」

「なんで最近お店に来なかったの?」

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青空 - 凄くドキドキしながら読ませて貰いました!ブチャラティは普段優しい分、ギャップと色気が凄いです。 次回も読ませて頂けたらと思っています! 頑張って下さい。 (2019年4月9日 23時) (レス) id: 5e9748810f (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - お疲れ様です…!久しぶりにまた拝読できて、すごい嬉しいです!!(o>ω<o)最新話も面白かったです♪ これからも無理のないペースでの更新楽しみにしておりますねp(^-^)q (2019年2月13日 17時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - ブチャラティがとても好きなのでドキドキしながら読ましてもらっています!笑これからも頑張ってください! (2019年2月9日 0時) (レス) id: b982409f44 (このIDを非表示/違反報告)
ライリー - 6年ぶりに夢小説に手を出しました!!めっちゃおもしろいです!!ブチャラティがもっと好きになりました!続き楽しみにしています (2019年2月8日 22時) (レス) id: 9200a296cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 頑張ってください!応援してます! (2019年2月5日 0時) (レス) id: 4b330b87b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真依 | 作成日時:2018年11月14日 12時

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