53話 ページ8
｢俺達はただ、室内ですぐに休める場所があれば良かったんだが、こんな適切な処置が受けられるとは思ってなかったぜ。｣
続いたミスタの言葉にあのね…と１拍置いて答える。
｢実は、私のお父さん警察なの。
すっごい過保護で、いざと言う時のために！とかいって格闘技習わせられたり…医療知識も恐らく一般人よりかはあるわ。
それに日本にいた時もスタンド使いの子の手当も沢山したの。スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合うと言うけれど、平和な出会いだけじゃないからね。
でも、弾丸取り出したのなんて今回が初めてよ…｣
ふぅ、と息を吐いて言葉を続ける。
｢ギャングだから…危険な目にも合うし、死という言葉がすぐ近くにあることも分かってる。分かってるの…でもっ…やっぱり怖いの…！皆がお店を出た後、次来る時は1人居なくなってたりしないか、心配する私の気持ちが分かる…？
さっきだって、普通のフリしてたけど…っ、もしこのまま死んじゃったらどうしようって！不安で気が狂いそうだった！｣
ポロポロ零れる涙を拭いもせず、真っ直ぐ皆の顔を見つめる
｢悪ぃ…｣
｢すみません…｣
｢A、ごめんよ…｣
｢…すまん｣
｢別に…謝って欲しいわけじゃないわ…｣
申し訳なさそうな顔で謝る皆を見て、もう怒ればいいのか悲しめばいいのか分からなくなってきた。
｢もし今度…こんなにボロボロになってきたらタダじゃ置かないからね。覚悟してなさいよ。
ブチャラティもよ！！どうせ起きてて聞いてるんでしょ！！｣
まだ止まらない涙を拭い、そう言う。
返事は無いが、確実にブチャラティは起きているだろう。
｢前みたいに皆リビングで寝てね。こたつも付けるから…｣
無言のままの皆に背を向けこたつのコンセントをさし、スイッチを入れ、本日何度目かの溜息をつく。
｢A｣
ふと名前を呼ばれて立ち上がる。
｢なにｯ！？｣
振り向いたと同時に物凄い圧迫感
4人に抱きしめられていると理解するのに少し時間がかかった。
｢ちょ…苦し…なに…？｣
それでも皆無言だ。恐らくこういう風に言われたのが初めてで、どういう反応をしたらいいのか分からないんだろう。
それで抱きしめてきたのかぁ…
デカイ図体した男共が寄って集って…
そう思うと段々おかしくなってきてしまう。
｢アンタ達って本当バカ…｣
そう言って少し笑い、皆を抱きしめ返した。
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青空 - 凄くドキドキしながら読ませて貰いました！ブチャラティは普段優しい分、ギャップと色気が凄いです。 次回も読ませて頂けたらと思っています！ 頑張って下さい。 (2019年4月9日 23時) (
レス) id: 5e9748810f (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - お疲れ様です…！久しぶりにまた拝読できて、すごい嬉しいです！！(o>ω<o)最新話も面白かったです♪ これからも無理のないペースでの更新楽しみにしておりますねp(^-^)q (2019年2月13日 17時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
千景(プロフ) - ブチャラティがとても好きなのでドキドキしながら読ましてもらっています！笑これからも頑張ってください！ (2019年2月9日 0時) (レス) id: b982409f44 (このIDを非表示/違反報告)
ライリー - 6年ぶりに夢小説に手を出しました！！めっちゃおもしろいです！！ブチャラティがもっと好きになりました！続き楽しみにしています (2019年2月8日 22時) (レス) id: 9200a296cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 頑張ってください！応援してます！ (2019年2月5日 0時) (レス) id: 4b330b87b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真依 | 作成日時：2018年11月14日 12時
