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藤原「……」
大橋「…あの、丈くん」
藤原「……何やねん」
大橋「ご飯出来たって…」
藤原「あっそ、後でええ」
ご飯だから藤原を呼んでこい、とパシられた大橋が裏庭に出ると、珍しく1人で練習していた彼の姿が目に入った。
大橋「1人、なんやね」
藤原「あいつは休まなあかんやろ、あんなんなってもうたんやから」
大橋「そやけど…いつも一緒やったし」
藤原「俺が今の内に鍛えとかな、あいつが万一の時に殺されへんやろ」
大橋「え」
突然の言葉に大橋は思わず固まってしまった。
殺す？藤原が今江を？
藤原「何固まってんねん」
大橋「だって今」
藤原「俺を殺すのはあいつやし、あいつを殺すのは俺や。他の奴にやられてたまるか」
大橋「…」
藤原「…何やねん、もうええやろ。飯は後で食うから散れ、邪魔や」
大橋「う、うん…」
少し困惑しながらも家の中に戻っていった大橋の姿が完全に見えなくなったところで、藤原は上を向いた。
藤原「何見てんねん今江」
今江「あれっ、バレてたん？」
部屋から顔を覗かせていた今江、大橋が来る前から見ていた事など気付いていた。
今江「丈に殺されるなら将来安泰やなぁ」
藤原「お前もまあまあ狂ってるよな」
今江「そう？」
藤原「変な奴やわ」
今江「その変な奴に殺されたいって言ってる丈も変な奴やで？」
藤原「…まあ、心配せんでも周りからあんなに言われたら自覚はしてるわ」
その言葉を最後に藤原はまた練習に戻る。
今江「…全部、丈のおかげやで？」
その姿を見ながら今江は小さく呟く。
今江「丈と会わんかったら、俺はずっと空っぽのまんまやったもん」
リチャ「今江ー、飯ー」
今江「はーい」
部屋の外からリチャの声が聞こえた。
階下からするいい匂いを辿って今江はリビングに降りた。
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今江柚空(プロフ) - ☆さくら☆さん» ありがとうございます！相も変わらずぶっ飛んだ世界観ですが宜しくお願いします！ (2017年1月24日 8時) (
レス) id: 79bb6dcd4c (このIDを非表示/違反報告)
☆さくら☆ - 新作待ってました！ こういう世界観の話大好きです！ また、更新楽しみにしてます！ (2017年1月23日 22時) (レス) id: 23c7ec9ba2 (このIDを非表示/違反報告)
今江柚空(プロフ) - はなさん» ありがとうございます！やっぱりぶっ飛んだ世界の方が書きやすいです笑 (2017年1月23日 21時) (レス) id: 79bb6dcd4c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 新作待ってましたよー♪こういう系のお話大好きです！！またまた楽しみが増えました！！ (2017年1月23日 20時) (レス) id: 74805816cb (このIDを非表示/違反報告)
今江柚空(プロフ) - 彩優ペンギンさん» ありがとうございます！大好きだなんて言葉…大丈夫ですか？使う相手間違ってませんか？笑これからも応援よろしくお願いします！ (2017年1月23日 16時) (レス) id: 79bb6dcd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：今江柚空
| 作成日時：2017年1月23日 15時
