第42話 ページ45
達也「ただし、キャスト・ジャミングを使うには四系統八種類、
全ての魔法を妨害できる特別なサイオンノイズが必要となる」
エリカ「それって特殊な石がいるんじゃなかったっけ?
ええっと、アンティ…」
美月「アンティナイトよ、エリカちゃん」
半端なところで固有名詞を思い出せずにいるエリカに、復活を果たした美月が助け船を出す。
美月「達也さん、アンティナイトを持っているんですか?」
達也「まさか。
確かにアンティナイトにサイオンを流すだけでジャミング用のノイズは発振される。
でもあれは軍事物質だよ。
一民間人が手にいれられる物じゃない」
美月「えっ?でも……」
達也「あー、この話はオフレコで頼みたいんだけど?」
困惑した表情で間を取り、テーブルに身を乗り出して声を潜めた達也に、
他の三人はつられたように身体を乗り出して真剣な面持ちで頷いた。(三人とは、エリカ、レオ、美月の三人である)
達也「正確には、キャスト・ジャミングじゃないんだ。
俺が使ったのは、その理論を応用した
『特定魔法のジャミング』なんだ」
レオ「そんな魔法あったか?」
美月「ないと…思います」
エリカ「信じられない話だけど…
一介の高校生達也くんが、新しい魔法を理論的に編み出したってこと?」
達也「編み出したって言うより、偶然発見したと言う方が正確かな。
それに、最初に発見したのは俺じゃなくて名前だ」
エリカの正直な反応に、達也は笑いながら答えた。
エリカ「えっ、そうなの?」
名前「偶然だよ。理論は達也の方が詳しいし」
驚いたエリカに名前は苦笑しながら答える。
達也「二つのCADを同時に使おうとすると、
サイオン波が干渉してほとんどの場合で魔法が発動しないことは知っているよな?」
名前「その干渉波を利用するの」
達也「一方のCADで妨害したい魔法の起動式、
もう一方のCADでその逆方向の起動式を展開する。
その際に発生するサイオンの干渉波をキャスト・ジャミングと同じように相手に放つんだ」
名前「相反する二つの魔法。
その起動式同士で発生するサイオン干渉波を
"無系統魔法"として放つ。
すると、もともと発動するはずだった二種の魔法と同種類の魔法発動を、
ある程度妨害できるの」
達也「つまり今回は『振動魔法のジャミング』を使用したというわけだ」
レオ「すげえじゃん。
なんでそれがオフレコなんだ?
特許取ったら儲かりそうな技術じゃねえか」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「最強」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuumin - 面白かったです。 そして、わかりやすく纏められていて読みやすいです。 (2022年8月3日 14時) (レス) @page20 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
★☆少年陰陽師大好き☆★(プロフ) - 初めまして私は★☆少年陰陽師大好き☆★と言います小説の続き早く読みたいですあと、宜しければ、友達申請しても良いですか? (2015年4月29日 15時) (レス) id: a38a6e1073 (このIDを非表示/違反報告)
浴衣 - 夢主ちゃんの活躍がまだないから、早く見たいです。更新頑張ってください。 (2014年7月3日 17時) (レス) id: 64be7ba306 (このIDを非表示/違反報告)
うたの(●´∀`●)(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2014年4月21日 22時) (レス) id: 5b2986fc65 (このIDを非表示/違反報告)
玖音 - ぎっちりつめて、しかも一つに対して長々と書いてあるので少し読みにくいかと思います。もう少し文の間に余裕を持って書いた方がいいと思います。でも、面白いです^^頑張ってください。 (2014年4月7日 15時) (レス) id: 48834c5afe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なっちん | 作成日時:2013年8月16日 10時