第29話 ページ32
真由美「そうよ」
摩利「第一科の縛りがあるのは、副会長、書記、会計だけだよな?」
真由美「そうね。役員は会長、副会長、書記、会計で構成されると決められているから」
摩利「つまり、風紀委員の生徒会枠に、二科の生徒を選んでも規定違反にはならないわけだ」
真由美「摩利、貴女……」
真由美が大き目を見開き、鈴音、あずさも唖然とした顔をしている。
真由美「ナイスよ!」
名前、達也「はぁ?」
真由美の予想外な歓声に、思わず二人の口から間の抜けた声が漏れてしまった。
真由美「そうよ!風紀委員なら問題ないじゃない!
摩利、生徒会は司波達也くんと司波名前さんを風紀委員に指名します」
名前「ちょっと待ってください!」
達也「風紀委員が何をする委員会かわかっているでしょう⁉」
名前「中条先輩?」
そう言って二人であずさを見つめる。
あずさ「あ、あの、当校の風紀委員は、
校則違反者を取り締まる組織です」
___外見を裏切らない気弱さだった。
あずさ「風紀委員の主な任務は、
魔法しように関する校則違反者の摘発と、
魔法を使用した争乱行為の取り締まり…
いわば魔法科高校の警察です」
名前「風紀委員長、確認させてください」
摩利「なんだ?」
二人は説明させていたあずさではなく、
摩利へ視線を向けた。
達也「今のご説明ですと、
風紀委員は喧嘩が起こったら、それを力ずくで止めなければならない、
ということですね?」
摩利「まあ、そうだな。魔法が使われていなくても、それは我々の任務だ」
名前「そして、魔法が使用された場合、
それを止めなければならない、と」
摩利「できれば使用前に止めさせる方が望ましい」
名前「あのですね!
私達は、実技の成績が悪かったから二科生なんですが!」
とうとう大声を出してしまった。が、
摩利「構わんよ」
摩利は涼しい顔で簡潔すぎる返事をあっさりと返した。
達也「何がですっ?」
摩利「力比べなら私がいる……っと、そろそろ昼休みが終わるな。
放課後に続きを話したいんだが構わないか?」
名前、達也「……分かりました」
再度ここに出頭するとなると、
もう外堀も内堀も埋められた必死の状態になってしまう気がしたが、
二人には他に返事の選択権は無かった。
摩利「では、またここに来てくれ」
理不尽感を押し殺して頷く二人の横で、
深雪は兄と姉の感情を気遣いながらも、喜びを押し隠せずにいた。
♢ ♢ ♢
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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yuumin - 面白かったです。 そして、わかりやすく纏められていて読みやすいです。 (2022年8月3日 14時) (レス) @page20 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
★☆少年陰陽師大好き☆★(プロフ) - 初めまして私は★☆少年陰陽師大好き☆★と言います小説の続き早く読みたいですあと、宜しければ、友達申請しても良いですか? (2015年4月29日 15時) (レス) id: a38a6e1073 (このIDを非表示/違反報告)
浴衣 - 夢主ちゃんの活躍がまだないから、早く見たいです。更新頑張ってください。 (2014年7月3日 17時) (レス) id: 64be7ba306 (このIDを非表示/違反報告)
うたの(●´∀`●)(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2014年4月21日 22時) (レス) id: 5b2986fc65 (このIDを非表示/違反報告)
玖音 - ぎっちりつめて、しかも一つに対して長々と書いてあるので少し読みにくいかと思います。もう少し文の間に余裕を持って書いた方がいいと思います。でも、面白いです^^頑張ってください。 (2014年4月7日 15時) (レス) id: 48834c5afe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっちん | 作成日時:2013年8月16日 10時