第18話 ページ21
深雪「そもそもあの人達は、どれだけお兄様とお姉様を利用すれば気が済むのでしょうか」
達也「親父も小百合さんも、俺達を一人前とみとめているから利用しようという気にもなるんだろ」
名前「当てにされているんだと思えば腹も立たないよ」
深雪「お二人がそう仰るのであれば…」
不承不承、ではあったが、深雪が頷いたのを見て、二人は胸を撫で下ろした。
♢ ♢ ♢
登校したばかりの二人はまず自分の端末を探そうと、
机に刻印された番号へ目をやっていたので、
思いがけず名前を呼ばれて顔を上げた。
エリカ「オハヨ〜」
声の主は相変わらず陽気な活力に満ちたエリカだった。
美月「おはようございます」
その隣では美月が控えめながら打ち解けた笑みを向けて来ている。
自分ね席に座ると、
二人は端末にIDカードをセットし、インフォメーションのチェックを始めた。
学校内のあらゆる情報を高速でスクロールしながら頭に叩き込みらキーボードオンリーの操作で受講登録を一気に打ち込んで、
一息入れる為に顔を上げると、前の席から目を丸くして手元を覗き込んでいる男子生徒と視線が合った。
名前「……別に見られても困りはしないのだけれど」
??「あっ?ああ、すまん。
珍しいもんで、つい見入っちまった」
達也「珍しいか?」
??「珍しいと思うぜ?
今時キーボードオンリーで入力するヤツなんて、見るのは始めてだ」
名前「慣れればこっちの方が速いんだけどね」
達也「視線ポインタも脳波アシストも、いまいち正確性に欠ける」
??「それよ。すげースピードだよな。
おっと、自己紹介がまだだったな。
西城レオンハルトだ。親父がハーフ、お袋がクォーターな所為で、
外見は純日本風だが名前は洋風、得意な術式は収束系の硬化魔法だ。
レオって呼んでくれ」
達也「司波達也だ。俺のことも達也でいい」
レオ「OK、達也。
お前の名前は?」
名前「私は司波名前。
達也の双子の妹よ。
私のことは名前って呼んでちょうだい?」
レオ「OK、名前。
それで、二人の得意魔法は何よ?」
達也「実技は苦手でな。
魔工技師を目指している」
名前「私も同じく」
レオ「なーる……
頭良さそうだもんな、お前等」
エリカ「え、なになに?
司波くん、魔工師志望なの?」
レオ「達也、名前、コイツ、誰?」
まるでスクープを耳にしたようなハイテンションで首を突っ込んできたエリカを、
やや引き気味に指差してレオは訊ねた。
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yuumin - 面白かったです。 そして、わかりやすく纏められていて読みやすいです。 (2022年8月3日 14時) (レス) @page20 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
★☆少年陰陽師大好き☆★(プロフ) - 初めまして私は★☆少年陰陽師大好き☆★と言います小説の続き早く読みたいですあと、宜しければ、友達申請しても良いですか? (2015年4月29日 15時) (レス) id: a38a6e1073 (このIDを非表示/違反報告)
浴衣 - 夢主ちゃんの活躍がまだないから、早く見たいです。更新頑張ってください。 (2014年7月3日 17時) (レス) id: 64be7ba306 (このIDを非表示/違反報告)
うたの(●´∀`●)(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2014年4月21日 22時) (レス) id: 5b2986fc65 (このIDを非表示/違反報告)
玖音 - ぎっちりつめて、しかも一つに対して長々と書いてあるので少し読みにくいかと思います。もう少し文の間に余裕を持って書いた方がいいと思います。でも、面白いです^^頑張ってください。 (2014年4月7日 15時) (レス) id: 48834c5afe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっちん | 作成日時:2013年8月16日 10時