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ピンポーン ピンポーン
朝早くから誰。
「はい。」
？「Aちゃん。。。。」
「え？お母さん？何してるん。」
母親「お願い開けてちょうだい。」
「え、うん。」
ガチャ。
「え、どういうこと？お父さん、置いてきたん？」
母親「いや、違うの。お父さんね。。。」
ぐすん(泣)
「え？なに？！泣いててもわからん。」
母親「事故起こしたの。お父さん。」
「え？」
母親「でね、人を轢いちゃったの。」
「。。。」
母親「お父さん、人殺しになっちゃった。」
「え、ほんまにいうてる？」
母親「本当よ。だから、私がきたんじゃない。」
「電話してよ。」
母親「したわよ！何回も、」
「え。ほんまや。」
気がつかなかった。
昨日は、楽しすぎて携帯すら触らなかった。
そして、疲れてすぐ眠ってしまった。
やはり、私には幸せな人生なんて存在しないんだ。
母親「でね、多分だけど損害賠償金で2億ぐらいいるとおもうの。」
「2億？そんな大金あるわけ無いじゃん。」
母親「借金もあるし。」
「どうするの、これから。」
母親「そんなの、金融業者に頭下げて借りるわよ。」
「いや、その後どうやって返すわけ？」
母親「返せるわけないじゃない。逃げるのよ。」
「はあ？無理でしょ。」
母親「海外に。」
「そんなの、日本出国出来ないんじゃないの？」
母親「大丈夫。知り合いに頼んだの。」
「はあ。」
母親「だから一緒に逃げましょ。。」
「自分がなに言ってるかわかってる？」
母親「わかってるわよ。けど、これしか方法がないの。」
「もう、わかったから出て行って。」
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作者名：saranhe | 作成日時：2020年7月14日 2時
