乱歩×精神年齢高い年下彼女。(ハルヒ様リク) ページ10
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何があったかはよく覚えてない。
ただ、無性に腹が立っていた。
ダンダンと事務所までの階段を大きく鳴らして登る。
バンッと扉を開けると僕の机でうつらうつらとしているAが居た。
「…A」
『…?うあ、乱歩さん。おかえりなさい』
眠たそうに目を擦る彼女。『如何しました?』と立ち上がって給湯室に向かい乍ら話し掛けてくる。
「…別に」
『そうですか』
「他の皆は?」
『外に出ています』
「あ、そう」
『どうぞ』と僕にアップルティーを出してくれた。
林檎の甘い香りがフワリと香る。
僕はそれを無視してソファに座る。
Aは怒らずにその行動を眺め、自分の珈琲を飲み出す。
「A」
『はーい』
バスバスと自分の隣を叩く。
柔らかな笑みを浮かべて隣に座ってくれた。
ゴロンとAの膝に頭を乗っけると、それが当たり前の様に手櫛で僕の髪を梳かし始めた。
「……A」
『はい』
「僕の事嫌いにならないよね」
『如何したんですか急に。なる訳ないじゃないですか』
そんな事心配してたんですか?とクスクス笑う君。
「…何だろ、僕凄く子供みたい」
『私の方が子供なんですけどねぇ』
「A、欲しい」
『…はいはい』
僕が「欲しい」って云うと必ずくれる接吻。チュッと静かに頬に落とされた。
僕のワガママを何時も聞いてくれるA。落ち着いてて、偶に歳上はそっちなのかなって思う。
「…足らない」
『えっ』
グッと自分の顔をAに近付けて口に接吻する。
スグに真っ赤になる彼女。
「まだ慣れないのー?」
『そりゃ、まあ…』
「…ふふ、子供だなぁ」
大人で子供な
僕の可愛い彼女。
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リクエストありがとうございました〜!
精神年齢高い人って落ち着いてて何でも受け入れてくれるイメージがあったので…。
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桜餅さん(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 歌さん» コメントありがとうございます!すみません、リクエストは停止してます…。 (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 江羅古九さん» 返信遅くなりすみません。ありがとうございます!まってて…! (2020年1月9日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
歌 - リクでちょいツン立原と構って夢主 (2020年1月9日 0時) (レス) id: b4dff23058 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年10月28日 1時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅さん | 作成日時:2018年1月1日 21時