【文スト】【短編集】文豪×〇〇彼女。２【文豪ストレイドッグス】

ドS中也×男勝り彼女。（闇姫様リク） ページ47

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『…っあ〜、つまんない』


首領からの命令で、裏切り者を排除する任務を頂いた。

結構強いと有名な奴だったから、楽しく排除出来るかなって思ったけどそんな事無かった。


『腕一捻りしただけで悶絶するの普通…？』

「手前が馬鹿力過ぎンだろ」

『褒めてくれて有難う』

「褒めてるけど褒めてねェよ。…ホラ、外で樋口達が待ってる。帰るぞ」

『ハイハイ……いっ！？』

「…？おイ、如何した？」

『…いや、脚を切っただけ』

「はァ？大丈夫かよ」

『平気よ。心配無い』

「平気とか言ってる割には眉間に皺寄ってんぞ」

『幻覚だよ、疲れてんだよ』

「手前の脚から血が出てるのも幻覚か？」

『幻覚だ、問題無い』

「其れも其れで問題だろ」


「ヨイセ」としゃがみ、私の脚を見る中也。

其の儘、徐に私の出血している脚を握った。


『いっっっだ！？』

「ア？痛ェの？俺の幻覚なら痛みは無い筈だぜ？」

『うっざ！此奴うっざい！』

「良く出来た幻覚だなオイ」

『痛い痛い痛いストップ！！』

「喚くな喧しい。痛いんだろ我慢すんな」


そう云うと、ヒョイっと私を姫抱きにした。


『おい、重いだろ下ろせ！』

「うるせェ！俵担ぎしてやろうか！？」

『下ろす選択肢は無いのか！？』

「有ると思うか？」

『えっえー…』

「黙って運ばれとけ男女」

『良い性格してんな』

「最高の褒め言葉だぜ」

『…ありがとう』

「…おー」


その後、合流した樋口が興奮してたとか目に見えてるね。

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前の感覚が取り戻せない

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