【文スト】【江戸川乱歩】塩対応彼女。【文豪ストレイドッグス】

対応。２０ ページ23

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「…で？何処行こう！」

『決めてたんじゃないの…』

「ぜーんぜん！だってAとなら何処行っても楽しいもん！」

『そうだ、乱歩はそういう人だったね…』


『あー…』って感じで頭を抑えるA。


「何、今更ー？」

『帰っていいのね、分かった帰る』


そう云い踵を返すA。


「え、ちょっとゴメンってば！今日は決めてるから！ね、動物公園行こう！」

『動物公園…？』

「そう！動物園と遊園地が一緒になってるテーマパーク！いいでしょ？よし、行こう！」

『私まだ何も云ってない＿＿＿＿って待って走らないで！』


Aの気が変わる前に手を引いて、走って目的地へ向かう。

ヒールが何時もより高いから転ばないか心配だったけど、Aはちゃんと走って付いてきた。

何とも有難い事だけど、ちょっと躓いてくれないかなって。

そしたら、僕が支えてあげるのに。

そう考えながら、走る歩幅と手を握る力を強めた。


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