【文スト】【江戸川乱歩】塩対応彼女。【文豪ストレイドッグス】

対応。９ ページ12

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〜敦 side〜

暫くすると、光が消えた。

Aさんが手を下ろし、箕浦さんにこう告げた。


『犯人は大企業会社の社長です。この方は社長さんの直の部下みたいですね。』

箕「ん？ああ。その会社では一番仕事が出来たらしい。…それで」

『…動機は、彼が会社を退職して自身の力で自分の会社を立ち上げると云ったからでしょう。記憶からも、この方は仕事も出来て信頼も厚い。素晴らしい人材が社から居なくなるのは社長としても止めたかったので止めた所、反論されカッとなり…って感じもでした』

『社長さんは、殺害後に被害者の持ち物から紙と…黒い何か？を持ち去っていました。其処で記憶が終わったので、事切れたかと』

箕「そ、そうか…。社長の周りを探れば出てくるか」

『恐らく。黒いのは何かのデータだと思います。多分、被害者の会社設立のデータ。…私に分かるのはここまでです』

箕「ご協力感謝する。ありがとう。…これで終わりだが、帰れるか？」

『二人が居ますから。今回は大丈夫だと…多分』

箕「…気を付けろよ」

『お気遣い感謝します。…では、何かあったらまた呼んでくださいね。敦君、鏡花ちゃん帰るよ』

「え？はい！し、失礼します」

鏡「…さようなら(ﾍﾟｺﾘ」


これが、Aさんの仕事の仕方。

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