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「それ、一人でやるの結構難しいんだ。俺やった事あるから、良ければと思って」
『え、でも悪いよ?』
「いいんだ。これ失敗すると膿んで痛いぞ?俺がやるとそうならない…とは言い切れないが、手慣れてはいると思うから」
『や、まだ開けるか迷ってて。蜜璃さんこういうの器用だからやって貰えるかと思ってたし』
「…確かにそうだよな。普通に怖いし、身体に傷を付けるのは抵抗あるもんな…。それにうん、甘露寺さんの方がいいよな…」
しょぼんとする炭治郎。犬の耳と尻尾が見えたのは気の所為では無い…と思う。
『…そう遠くないウチに開けようと思ってたからいいよ。今開けてもらおっかな』
「本当か!じゃあやろう!!」
パァっと顔を輝かせて「俺達の病室で待ってる!」と風の如く去って行く炭治郎。
……そんなにテンション上がるのか……??
『変なたんじろ…』
.....
Aの耳に穴を開ける。俺が。
何だかよく分からないけど、俺じゃない人が開けるかもって言われた時に凄くモヤモヤした。
それが甘露寺さんであっても、だ。
何故か分からない感情を胸に、病室にきたAをベッドの上に座らせる。
用意した針に消毒液、氷とAが持ってた耳飾り。
テキパキと耳を消毒して冷やした後、針をAの耳朶に近付ける。
「……いいか」
『ん、どうぞ』
目を瞑って待ってるAの頬に手を添えて耳に触る。
絹の様な白くてサラサラの肌、長いまつ毛にほんのり紅い唇。まるで御人形。
Aに触れた手先が、熱を持つ。
心臓がジクリと音を立てた気がした。
『炭治郎?』
「……あ、済まない。刺すぞ」
注意してAの耳に針を刺す。
小さな声で『うっ』と聞こえて俺の羽織の裾を握ったけど『大丈夫、反対も』と言われたので反対にも針を刺す。
『終わった?』
「あぁ」
Aの耳朶に付いた綺麗な紅い耳飾り。
それを飾る為の穴を開けたのが、俺。
何故か心臓が、大きく鳴った。
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何が書きたいの…。
そのうち解説出しなさいよ。修正もすると思います多分…。
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りあむ(プロフ) - 続き待ってます、、、、、、、! (2021年10月12日 20時) (レス) @page37 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - ド派手に頭突きしたのか煉獄の旦那に!ド派手に凄いな! (2021年4月8日 17時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - どうも!コメントありがとございます!蜜璃ちゃんかわいい!キュンキュンするわ!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2021年2月10日 17時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 義勇推しさんさん» 初めまして〜!読んでくれてありがとうございます。これから炭治郎もっと出す予定なので楽しみに待っていてください…! (2021年2月10日 9時) (レス) id: 6fc48f12f5 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - 初めまして!炭治郎も好きなのでこの小説楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください! (2021年2月9日 19時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅さん | 作成日時:2021年1月4日 0時