【鬼滅の刃】報われない女の子の話。【竈門炭治郎】

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蝶屋敷を後にし、肌寒さが際立つ夕餉時。


「Aちゃんとの任務って久しぶり〜！嬉しいわ！」

『グエッ。ちょ、蜜璃さん、首締まる』


久々の蜜璃さんとの合同任務。

集合場所に行った瞬間飛びつかれた。

近頃、この農村で鬼が出るとの情報が入り、討伐命令が下された。


「あっ、ごめんなさい！久しぶりに会えて嬉しくて…！」

『私も嬉しいですよ、蜜璃さん』


そう言うと、蜜璃さんはニコッと笑うも、何か言いたそうな表情をする。


「ね、ねえ！Aちゃん」

『はい？』


ザワザワと、木々が揺らめく。


「その、今度お茶でもどうかしら？美味しい餡蜜が食べられる所を見付けたの！一緒に…」

『…うん。行きましょう！蜜璃さんと食べに行きたい』


影がユラリと動く。


「！！じゃあ明後日とかどう？」

『いいですね、急な任務が無かったら是非』

「決まり！楽しみね」


影がこちらへと駆ける。


『とっても。では』

「そんな楽しみの為に」


お互いに抜刀し、刀を振るう。

ドサドサと落ちるは鬼の頸。



フワリと身を翻す



桜餅色の髪の毛の少女と


桑の実色の髪の毛の少女






『「鬼退治始めましょうか」』






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カッコイイ(この描写はカッコいいのか…？)甘露寺蜜璃が書きたかったんです…。

他愛のない話をしてるけどちゃんと鬼に気配を向けていて余裕で頸斬る！ってのが書きたかったのです…。

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