気楽に呪え【呪術廻戦】

38.閻魔と五条悟_お迎え ページ38

＿

『悟君、A言ったよね。学校に迎えに来てくれるなら車の中で待っててって』

五条｢一人称名前になってたよ今｣

『直すね、ありがとう』
＿


今日は1人で帰る日じゃなくて悟君が迎えに来る日ってすぐに思い出した。
校門前で女子が凄く群がってたから、その群れの中でぴょこんって出てる白い頭が見えたから。



『悟君目立つから話しかけにくいの』

五条｢だから僕が話しかけてあげたじゃん？｣

『悪目立ちするのはいや』



迎えの車に入って説教、ちょっとちゃんと説教聞いてよ悟君、今は髪の毛気にしなくていいでしょ、ボンバーなのは昔からなんだから今更気にすることじゃないでしょ。ストパあてよっかな〜って、思ってもない適当こかないで。



あのね、悟君はかっこよくて面白いから好きだけど悪目立ちは嫌なの。

私はできるだけ普通がいいのね学校では。
ただでさえ人気者の千隼の双子で外見も浮いて目立つのにさ、もう充分だよ




五条｢わーったよ、しゃーねぇな｣

『A今ナタデココ飲みたい』

五条｢おい、焼肉屋に車回せ｣

『そういう所だよ悟君』




けど残念だったね、私は焼肉も好きなんです。
悟君4日前位に大きな任務こなしたって言ってたし今日は高いの頼もう。



・

・




『悟君』

五条｢あ？｣

『Aやっぱり今日焼肉じゃなくてプリキュアのプリプリプリン食べたくなってきた』

五条｢ぶっ飛ばすぞ。ほんと｣




トングでお肉を裏返しながらため息をつく悟君。仕方ないじゃん、プリン食べたくなってきたんだもん

それにこの焼かれるお肉達見てたら一ヶ月前に祓った豚の呪い思い出すんだもん。私の術式ほぼ炎使うから絶妙にマッチしてて食欲失せてきちゃうの。



『あ、この焼肉レアまでやこう。焼きつくそ』

五条｢レアは一番火通さねーやつな。馬鹿がバレるから喋るな｣


『馬肉が食べてみたい』

五条｢この前リベンジに動物園行った時蹴られて泣いてたろ｣

『腹いせに食べたいの』



あの時蹴りが鳩尾に入って移動中食べてたおにぎりがでかけた、ばかみたいに痛くて泣いたし、従業員さんからも怒られた。｢馬の背後にまわっちゃダメです｣って。

A、いつも人の背後とる仕事してるから仕方ないじゃん、職業病だもん。



『けど私馬は好き』

五条｢女々しい女｣

『女の子の女々しいは許されるものよって姫島君が言ってた』

五条｢誰ソイツ｣

『恵の前の席の男の子。おかまでかわいいの』




私が賢太郎君に猛烈アタックされてる時も相談に乗ってくれた姫島君。可愛こぶって新体力テスト握力部門18kgって書いてたけどほんとは47kgの姫島君。


＿

馬は思い出だから。

39.閻魔と十王→←37.閻魔と中学校_心配

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す