11話 ページ12
蜂楽くんは普段の練習やトレーニングでは基本的に楽天的で自由奔放な性格で突飛な行動も多いため何を考えているのか正直分からない。
けど…昨日のあれはいったい何だったんだろう？
体幹トレーニングを黙々とこなす蜂楽くんをぼーっと遠目から眺めているとぽんっと肩を叩かれ、振り向くと國神くんが立っていた。
「ぼーっとしてどうしたんだ？」
「あ、ごめん！スポドリだよね、はいこれ。」
いけないいけない、今は自分の仕事に集中しなきゃ。じゃないとまた甚八になんて嫌味を言われるか分かったものじゃない。
「今日はほとんど
「ん？あぁ、ちゃんと今まで通り他のチームのサポートもしてるよ。ただ、じんぱ…じゃなくて、絵心さんからの指示で今日はチームZのサポートをメインでって言われたから。」
ちらほら各棟での試合の結果が出てだいぶ仕事が減ったぶん今までより細かい部分のサポートをできる余裕ができたのはかなり大きい。
ちなみに、今日チームVではなくチームZにメインで付く理由は単純にチームVの選手達よりも各々の能力値においてバランスのばらつきがあるチームZの方がトレーニング初日で疲労が出るからだろう。
「みんなも今やってるメニュー終わったら風邪ひくからちゃんと汗拭いて、スポドリも準備してるから水分補給しっかりね！！」
にしても甚八も鬼だなぁ。このトレーニングメニュー、常人がこなせる範囲をあまりにも逸脱してる。
まあそれも、次の選考で勝ち進んで行く力にするためなんだけど…
「A、タオルとスポドリ頂戴。」
「うん、どうぞ。」
「さんきゅ」
トレーニングを終えた千切くんにタオルとスポドリを手渡すとじーっと見つめられた。
「えっと…何？」
「いや、豹馬って呼んでくれないんだなって思って。」
ギクリ
あえて回避していた事を指摘されて思わず効果音がつきそうなくらいに固まってしまった。
「う、えっと…それはですね…」
「ん？それは？なぁに、A？」
「う…」
「ん？」
なんで千切くんはこんなに名前を呼ぶ事にこんなに執着するんだろうか。名前を呼ぶだけで何故か緊張してる私も変だけど…
「おい、やめろ千切。月姫が困ってんだろ。」
「いーだろ〜、別に名前よんでもらうくらい。」
「それは俺達じゃなく呼ぶ本人が決めるもんだろ。」
あれ、なんか名前を呼ぶか呼ばないかで揉めはじめちゃった？
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めめ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています！誰が喋っているのか吹き出し前に付けていただけるとよりわかりやすくて読みやすいなと感じました。更新楽しみにしています(^^) (2022年11月24日 0時) (
レス) @page16 id: 046701b798 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ころりんさん» 夢主ちゃんは凪の事は苗字呼びだから名前呼びしてないです。だから凪は誠志郎って呼んでほしいっていう意味で言っています (2022年11月21日 0時) (レス) id: d41fc0cc07 (このIDを非表示/違反報告)
ころりん - 4話の名前について話してるくだり、もう名前で呼んでるのに名前で呼んで欲しいってどういうことですか？ (2022年11月18日 21時) (レス) @page5 id: d13e34f292 (このIDを非表示/違反報告)
機関車トーリマス - 面白いです！最高です！続き待ってます！ (2022年11月8日 5時) (レス) @page14 id: b3f1cd4664 (このIDを非表示/違反報告)
オタなーん - 面白いです！ (2022年10月26日 15時) (レス) @page7 id: e0d32b81e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋 | 作成日時：2022年10月2日 23時
