どろっぷ (ページ5)

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みかんゼリーページ5

｢A、起きてー｣

いつも通りの朝をすごして
今日も天使を起こしに来た。

｢起きないと遅刻しちゃうよ、、

ほら、
そんなに布団の中にいたら
苦しいでしょ｣

布団をめくってみると
真っ赤な顔して今にも泣きそうな目の
Aと目が合った

｢あらぁ、熱出ちゃったね｣

｢よしよし、とりあえず体温計ろっか｣

いつもならすんなりと受け取ってくれる体温計もグズグズしたまま。

それくらいダルいってことだろう、。

しょうがないから後ろから抱きしめるようにして計る。

ギュッ

｢、んー？今日は甘えたさんだね｣

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

鳴った体温計を見ると、まぁ高いこと

｢今冷えピタもってくるから待ってて｣

服の袖を掴んでるから優しく
手を取ろうとすると

具合悪いながらも抵抗してくる。

どうしたもんだか、、、

｢涼太？｣

ここで救世主登場、！！！

｢亮平、ありがたい｣

なかなか帰ってこないことに不思議に思ったのか呼びに来た亮平に

いきなりあんな言葉を投げかけるもんだから、頭の上には？が沢山見えるよ

｢Aが熱出した。割と高い感じだから、ちょっと気をつけた方がいいかも｣

｢了解、冷えピタとか持ってくる？｣

｢いや、俺行くわ。亮平隣にいてあげて。｣

きっと亮平の方が甘えられるから

なんて言葉は飲み込んで部屋を出た。